ホームセンターで出逢った彼。
彼に一目惚れしたワタシは、彼を自宅に連れ帰った。
小さな彼は、真四角のガラスの箱に植えられていて、カラフルな砂を使われてた。
ピンクや水色、白。。。
砂浜を思わせるような。。。
部屋のインテリアにしかならないような。。。
オシャレに着飾った彼。
彼をお風呂場の窓ぎわに置いてみた。
彼は熱くて湿気が多い気候があう地域の生き物みたいだったから、お風呂場を選んだだけだった。
ワタシは、毎日お風呂の度にガジュマルくんとお話した。
いつも、窓を開けて涼しい風をガジュマルくんとワタシが浴びながら、お風呂に入って幸せな気分で沢山沢山語り合った。。。
ある地方では、ガジュマルには精霊が宿っていると言われている。
小さな頃は精霊や妖精って信じてたっけ。。。
いつか逢いたいなぁ。。。
ガジュマルくんについてる精霊。。。
それから2年位たったある日。。。
何で、ガジュマルくんって大きくならないのかな??
買った時のまま、あまり大きさが変わらない植物つてあるのかな?
それより、ガラスの箱の中に根っこすら見えない。
他の植物の鉢替えをしてたワタシは不思議だった。
大きさも変わらない、見た目もキレイなままなこの造花のような植物が。
ニセモノ?造花?
イヤイヤ、葉っぱがたまに黄色くなって落ちてたし。
その1ヶ月前程、テレビで見たからかな。
多肉植物と思って育ててたものが造花だったというテレビを。
何年も知らずにお水をあげてたらしい。
アメリカ人が、オーマイゴー!
とか叫んでたなー( *´꒳`*)
ワタシはガジュマルくんの鉢替えをしました。
キレイに固められたカラフルな砂をほじって、ほじって、底の方にスコップを突っ込んで、ガジュマルくんを引き上げたら。。。
ガジュマルくんの外から見えないとこは、透明のプラスチックフィルム(ムースケーキを包んでるのと同じ)でグルグル巻にされてました。
プラスチックフィルムを取ったら、次は輪ゴムでグルグル巻に。
大きくならないように輪ゴムでグルグルに巻いて、プラスチックフィルムを筒状に巻いて、根っこが外に出ないようにしたようです。。。
ガジュマルくんも、ずさんに切り取られたみたいでした。
さっきのアメリカ人じゃないけど、こっちがオーマイゴー!です( ꒦ິ꒳꒦ີ )
なんて、可哀想なことするんだろ。。。
インテリアのため?
売れるため?
成長しないように、こんなことして。。。
でも、こちらは大きくなるように、お水与えて、たまに肥料もあげて。。。
苦しかったよね?
ごめんなさい。。。
ワタシは涙が出てきました。
植え直したガジュマルくんを、お風呂場から店内の窓ぎわに移動。
ガジュマルくんをいつでも見ておきたいから。
大きくなって元気なガジュマルくんを皆に見てほしいから。。。
今日もガジュマルの精霊が、お客さんを見てるようです(*ˊᗜˋ*)♡