さっきから、今までに感じた事のない不思議な不快感がある。

吐き気ってのは元々あまりないけど、食べ過ぎたときは味わった事があるし、頭痛も高血圧が持病なので、しょっちゅうある。それとは別の表現しがたい不快感。

これが「抗がん剤の副作用の恐ろしさ」に対する先入観からなのか、実際に自分の身体が危機感を感じて発している信号なのかがわからない。

抗がん剤ってのは自分の細胞を殺していくもんなのだから、骨髄抑制なんていう恐ろしいことが行われるくらいなんだから、生まれて初めての異常な感覚を抱いても不思議ではない…気もする。

でも影響力のある人のブログで「抗がん剤体験は地獄だった」って書くのはちょっと止めて欲しいなと思う。そのあとで「個人差はあるけどね」と追記されても、一度書かれた「地獄」という言葉の恐ろしさは消えない。それで抗がん剤を初めから躊躇し、回復の可能性を自ら無くしてしまう人もいるかもしれない。

私はその選択肢はなかったけど、今少し体調が悪くなったときに「地獄の始まりか…」ということが頭をよぎり、自己暗示でより気分の悪さを意識してしまうかもしれない。人間は自己暗示の生き物だから。病は気から…だから。

もう一回寝て、朝の定期薬を飲んだら、また朝ごはん食べよう!気分高揚のためのお薬リーゼももらってるんで、弱い薬だけど、それも追加しよう!
がんばれ、わたし。