東京から、長野県松本平に移住して、
心屋塾マスターコースで心のリセット中のまぁちゃん、こと
濱田雅恵です。
私は大学卒業後、日系企業に就職。
でも、「女性が自由に働ける」外資系企業にあこがれていて、
せっかく就職した日系企業を1年3か月で退職。
コツコツためたお金で、イギリスに半年留学しました。
通っていた語学学校の先生に個人レッスンをしてもらうことになり、自宅にお邪魔すると、
そこには、先生のボーイフレンドがいた。
同棲しているそう。
当時は、まだ、昭和の時代。
日本では、結婚前に同棲するなんて、考えられなかったし、
女性の一人暮らしさえもめずらしかった時代。
びっくりして私、先生に質問しました。
「結婚前に同棲するって、親は承諾してるんですか?」
先生は、きょとんとして、
「成人同士のことなのにどうして親の許可がいるの?」
と逆に質問された。
その時、先生と結婚や同棲についていろいろと話をした。
イギリスでは、
結婚相手は、自分で選ぶ。
そこに親の許可はいらないこと。
結婚にせよ、同棲にせよ、自分たちで自由に選択すること。
成人した女性が一人暮らしをするのは、大人として当たり前。
親の許可なんていらないこと。
今では、日本でも当たり前になりつつあるけど、
30年以上前、私は、頭を殴られたような衝撃を受けたのです。
後に住んだフランスは、もっと自由。
パリのソルボンヌ大学でフランス語を学んでいた時のこと。
課題図書は、レーモン・ラディゲの「肉体の悪魔」。
第一次大戦中、15歳の少年と、夫が出征中の19歳の女性との恋愛小説。
文学的ながら性的な描写もあり、その部分を選んで授業で解説する先生に、びっくりしてひっくり返りそうになった。
ここでも、主人公の少年の親は、注意しないのかな、と思ったけど、そんな質問誰もせず。
ヨーロッパは、市民と支配階級が戦って、市民が自由を勝ち取った国。
だから、自分の自由も尊重する代わりに、他人(自分の子供も含む)の自由に口出ししないって、後で教えてもらいました。
何かするとき、「誰かの許可」必要な気がするって、もしかして、日本人の特色??
その誰かって、元をたどれば、お母さん。
私は、頭の中に飼っていた「小さいお母さん」がやっと出て行ってから、
本当に自由になりました。
この内容は、数日前に下書きを書いてました
そしたら、昨日のマスターコースでも、「許可」話が出てきた。
私たちって、何かをするとき、安心したいから、誰かの許可をもらおうとする。
起業するときも、誰かに許可をもらいたい。
でも、それをやっていると、「許可がもらえない」が、
「起業できない」の言い訳になる。
本当にやりたいなら、許可は、いらない。
自信がないまま、進もう。
なんだかシンクロ。
(遠くに見える山は、八ヶ岳。たぶん)