Beトレ(心屋仁之助さんの心のあり方の勉強会)に言ってたとき、質問コーナーで、

「マスターコースに行きたいけど、お金がない。」
という質問者さんからの相談に、仁さんの解答は、
「親にもらえ」

質問者さん、悶絶してた。

これ、私も流れ弾に当たった。



お母さんに心配かけないように、
お母さん迷惑かけないように、
お母さんを喜ばせるために
必死になって生きていた。


帰省の度に、
ちょっと高価なプレゼントしたり
誕生日とか母の日は、プレゼント送ったり。

お母さんに誉めてほしかった。


だから、お母さんに
「お金ちょーだい」
なんて、死んでも言えないって思ってた。


でもね、自営業、失敗して、
貯金がほとんどなくなっちゃったのです。


私もマスターコースに行きたかった。

頑張れば、半年くらいで貯められる額。
でも、なるべく早く行きたいなぁ。

それよりも、
「お母さんに嫌われないために

迷惑かけないわたし
必死にがんばるわたし
顔色伺うわたし
遠慮するわたし」

をやめたかった。

だから、バンジー飛ぶことを決めて、
帰省したのが去年の夏。


お母さんは、弟家族と同居。
だから、私と二人になったときを見計らって言った。

私、なんの前置きもなく、いきなり
「お母さん、お金ちょーだい」って言った。

(どうせ怒られるならと、マスターコースの何倍もの金額、言ってみた)

お母さんの答え
「えー、もうないわー」
以上、
終了。

えっ、お母さん、ビックリしないの?
怒らないの?
絶対怒られると思っていたのに。

あの、私からすると、結構な額ほしいって言ったのに。
それをさらっと流すお母さん。

すごい人やわー。


でね、帰る前の日、
私、もうかっこつけるのやめて、
「タクシー代ないし、明日、駅まで歩く」って言ったの。

そしたら、帰る日の朝、
お母さん、朝早くにパジャマのままお金握りしめてやってきて、
「わが娘が、タクシー代も出せないなんて、なさけない」
と、2万円くれた。

ありがたくもらった。
 

ダメな私でも、愛されてた。
がんばって自立しなくても、認められてた。
そのままの私でよかった。

親の愛って深い。


半年後、母は、他界。

お母さんの部屋を片付けていたら、
ポチ袋がいっぱいでてきて、
孫たちの入学のお祝い金が入ってた。

お母さんにとって、お金は愛だったんだな。

甘えさせてくれて、ありがとう。

お母さんが大好き。
お母さんを越えていくね。