ワールドビジネスサテライトの特集で、アスペルガー症候群の方が社会に出て苦労されているということをやっていました。

http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_18444/

 ワークスアプリケーションズという会社では、戦力として能力を発揮してもらうようにさまざまなくふうがあるとのこと。
 ベンチャー企業の「カイエン」では、発達障害をもつ方向けの職業訓練を事業化している。

 話のなかで、「目標の明確化」と「作業指示の構造化」などの当たり前のことを徹底すれば、働きやすい職場になると指摘されていた。

 「目標の明確化」や「作業指示の構造化」は、企業の中でほんとうは行われていないといけないものです。でも、日本の伝統企業ではうやむやにやっていた。

 私が朝礼をしていたのも、まず業務のスタート時点で、その日の目標を明確にするため。そして、その日の作業量に応じて、業務の分担をするため。仕事を理解するためには絶対に必要なもの。
 
 朝礼をやるとブラック企業のように言うひとがいるけれど、ちがう。
 
 日報を書かせるとブラック企業のように言うひとがいるけれど、ちがう。
 
 出発の段階で目標を明確にし、その日の最後に、その目標までどれだけ到達できたかを振り返る。
そのサイクルを毎日毎日繰り返すからこそ、成長をお互いに把握できるし、業務の改善もできる。

 いま新卒に近いスタッフたちを受け入れて、あらためて思うのは、そういうことをしっかりやるべきだということ。つまり「目標の目的化」と「作業指示の構造化」。
 
 朝礼も日報の実施は、ぜったいにおかしくない。それをやったからといってブラック企業だとはいえない。