今日は雪の影響で、マンションの立体駐車場からクルマを出せず、会社に行けなかった・・。
 
 いや、電車にすればよかったんだけど・・・。
 
 
 よなかに会社に一人で残っていると、すごく孤独な気持ちになってくる。みんなは帰っているのに、私ひとりだけ。
 
 自分のつくった会社なのだから、家みたいなものだと思うのね。だから、さびしくないはずだった。だけどちがう。みんなを見送ったあと、ひとりでいると、とたんに不安になってくる。
 
 
 働くストレスにもいろいろあるけれど、孤独によるストレスってものすごいのではないかと思う。
 
 おしゃべりしたり、おこられたり、かみつかれたり、けんかしたり、人間関係はいつも感情に上り下りの変化を与えるもの。
 
 それでも孤独よりもましなんじゃないか。
 
 そんなこともあり、さびしくなったら、もちかえって家で仕事をすることにしています。
 
 無理に会社で一人でいる必要もない・・・。
 
 
 どんなにがんばって会社をあたたかくしても、家庭のあたたかさ、友人知人のあたたかさにはかなわないのかなと思う。
 
 いや、もっともっと時間をかければ、きっと会社もそうなっていく・・・かもしれない。
 
 だけど、そうでない以上、スタッフから家庭のぬくもりや、友人知人とのぬくもりの時間を、会社が奪ってはいけないのではないか。そんなことをふと思った。
 
 私自身、サラリーマン時代は、むりに残業をせず、気合いで9時~5時で仕事を片づけてきました。社会人大学院にも行ったし、NPO活動もやりながらだったし、論文を書いたり、資格の勉強もしたり、英語の勉強もかならず時間をとっていたし。
 
 そんな私のいきざまをみて、「仕事、ひまなんですか?」と言うひとがときどきいた。
 
 いや、ひまなんじゃなくて、時間を作ってきただけだと思う。。。
 
 時間がないからアレできない、コレできないっていうひとって、ほんとうにソレをやりたかったわけではなくて、会話のうめくさとして、「時間があればやりたいのよねー」というだけなのかも。
 
 私にとっては、英語はぜったいに身に付けたいものだったから、朝はかならず1時間前に会社近くのドトールに行って、毎日勉強していた。昼休みにも。昼休みは大学院で必要な文献を読んだりもしていた。時間ごとにやることをきめていて、その細切れの時間を勉強にあてていた。
 
 それぞれの勉強は、1時間だったり、30分だったり、その程度だったけれど。でも、その程度でも1ヶ月か2ヶ月で問題集を一冊片づけられるもの。
 
 そんな小さな積み重ねで、苦手なものも片づけていく。やりたいことを実現していく。
 
 起業をしたいから、社会をかえたいから、財務会計の勉強も、マーケティングの勉強も、企業法務の勉強も、そうやって身に付けてきた。
 企業法務は、IT企業の法務部についたときには、家に帰ってから夜中の3時まで勉強して、朝は5時おきで会社に向かっていた。
 
 そうやって、やりたいことを実現するための時間なら、どんどん与えてあげたい。早くかえって勉強したい、家族といたい、マンガをかきたい、どんな理由だっていい。
 
 長期休暇だってそう。所得保障はできないけれど、留学したいのなら、帰ってくるまで籍をおいておくぐらい、ぜんぜんかまわない。そうやって自己ブランディングをしていったらいい。それがエンパワメントになるのだから。
 
 もはや、やみくもに働いたり、稼いだりする時代じゃない。働くことをとおして、何を実現できるのか。それが大切なのだ。