シンガポールのホーカーには
美味しいローカルフードがたくさん並んでいます!
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いつでも安くて、
手軽に、
美味しく♪
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というホーカーの魅力が、
昨年無形文化遺産に登録され、ニュースでもよく取り上げられていました!
とある特集では、腰を曲げながらも御年90歳のおばあちゃんが"ワンタンヌードル"を作り続け、スープの味は何十年も変わらず、今でもそのおばあちゃんが必ず味をみてからお客様に出している、といった内容のものがテレビで流れていました!
そのお店以上に、そのおばあちゃんが「名物おばあちゃん」として周りから愛され、味もさることながら人気店へと成長している様子が伝わってきました。
兎にも角にも、
そんな有名店を含むローカルフードをシンガポールにいる限りぜひ試してみたい!と思うのですが、*ここからが本題です!
ローカル料理で気を付けたいこと!
•••それは、
含まれている塩分の量です!
ローカルフードには、塩分が多く含まれています!
参考文献はこちらから!
* 海外では、塩分相当量を「Sodium」で表記しているので、塩分を割り出すためには、
Sodium(ナトリウム)量mg × 2.54 ÷ 1000 = 食塩相当量(g)
といった計算をします。
例えば、ホッケンミーは1食あたり1,423mgなので、
1,423mg × 2.54 ÷ 1000 =3.614…g
つまり食塩相当量は、3.6gということになります。
これは、
日本人の食事摂取基準2020年版の食塩摂取量が、
1日あたり(18歳以上)男性 7.5g
女性 6.5g
なので、ホッケンミー1食あたりで1日の1/2以上の食塩を摂取したことになります!
※高血圧及び慢性腎臓病(CKD)の重症化予防を目的とした場合は6g/日未満と設定されているので、1食あたりの塩分は非常に高いと考えられます。
また、資料を読み解くと、麺やご飯などの炭水化物がメインのお料理がだいたい500~700kcalくらい、更にマレー料理はカロリーにプラスして塩分が高い傾向にあります!
辛いものが多いマレー料理は、それにともない塩分が高いものが多いんです!
また、余談ですが、日本で一時期話題となったミロ(飲み物)は、シンガポールでは定番の飲み物として必ずホーカーで見かけますが、実はカロリーはびっくりするくらい高いので、飲み過ぎ注意です!
話は逸れましたが、
塩分の摂りすぎには気を付けたいものです!
日本と同様、シンガポールでも、塩分の摂り過ぎは高血圧や心血管疾患(心臓病、脳卒中等)のリスクを高めるとして懸念されています。
そして、シンガポール政府のHPBによると、
食塩の推奨量はなんと5g 小さじ1弱くらいです。(食塩小さじ1=6g)
ただ、シンガポリアンも1日あたり約9gを摂取しているといったデータもあり、日本と同様塩分の摂り過ぎであることが分かります。
*シンガポール政府のHPBより抜粋
とある研究では、
1日の塩分摂取量を約1g減らすと、血圧が平均2 mmHg低下し、脳卒中の発生率が約10%、心臓病の発生率が5%減少する可能性があると言われています。
このことからも、たった1gの塩分を意識するだけで、生活習慣病予防に繋がることが分かります。
たまに無償に食べたくなる
ローカルフード♪
塩分の摂りすぎには注意しつつ、
塩分を摂り過ぎたと思ったら、カリウムを含む生野菜や果物、多めの水分を一緒に摂りましょう!
※カリウムは体の中から塩分を排出させてくれる効果があります!
ホーカーでは、生野菜や果物をフレッシュジュースにしたものがオススメです!
たまにシロップ(砂糖水)を入れているお店もあるので、シュガーレスにしてもらうのが良いかと思います!
今回は、
"ローカル料理、○○に気を付けよう!"
というお話でした!