24歳が原爆を伝えるガイド日記
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☆23歳が伝える原爆ドーム


一昨日は1日家で寝ていました。
昨日は体調が完全でなかったのと、天気があまりよくなかったので、寝たり部屋の掃除をしたりしました。


今日はいつもガイドの時に説明しているのですが、原子爆弾の模擬爆弾「パンプキン爆弾」について説明しようと思います。


googleの画像検索で「パンプキン」と調べると

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このような可愛いらしいものが出て来ますが、

「パンプキン爆弾」と調べると

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このようにオレンジ色の丸っこい爆弾の画像が出て来ます。


色と形から「パンプキン爆弾」と呼ばれていました。

この「パンプキン爆弾」とは長崎型の原子爆弾「ファットマン」と同じ形、同じ重さ、中身は核物質ではなくて、普通の火薬が詰まった原子爆弾の模擬爆弾です。

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アメリカ軍はマンハッタンプロジェクト(原子爆弾開発プロジェクト)が成功した7月16日(トリニティ実験)の後、原子爆弾を実際に戦争の中で使用する為にこのパンプキン爆弾を使って原爆の投下訓練を始めました。

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投下訓練には主にこの4つの意図があったと言われています。

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訓練は7月20日〜8月14日にかけて日本国内30都市で49発行われました。(広島・長崎への原爆投下後は、投下訓練ではなく、通常の爆弾として空襲の中で使用されました。


この図は、パンプキン爆弾を題材にした令丈ヒロ子さんの「パンプキン!」という子供向けの本からの引用です。大人でも勉強になります。ぜひ読んでみてください。



パンプキン爆弾についてのニュース特集


この特集の中で「パンプキン!」の作者の令丈ヒロ子さんはこのように言っています。
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パンプキン爆弾の中身は普通の火薬なので放射線は放出しませんが、重さが約4t-5tのとても大きな爆弾なので、爆発により420人が死亡、約1200人が負傷しています。

この模擬爆弾による投下訓練の結果、原爆投下を成功させることが出来たと言われています。
また、投下後155度の角度で急旋回して退避という訓練も行われていた為、原爆投下機は原爆の衝撃波を受けることなく、無事基地に帰還しました。
(時々平和公園で「原爆を投下した飛行機の人たちは爆発に巻き込まれなかったんですか?」と聞かれることがありす。)

ちなみに、原爆を投下した位置は?
投下した位置を考えると、パンプキン爆弾での投下訓練によって広島での原爆投下がどれだけ正確に行われたかが分かります。




パンプキン爆弾について詳しくはこちらから。














分割されており、part1〜part6まで合わせて1時間ほどの番組です。
パンプキン爆弾だけではなく、投下までの流れも分かり易いので時間がある時にぜひ見てみてください。



part6の番組の最後はナレーションがこのように締めくくります。




「戦争に人道的な戦争は有り得ない。それは、政治の破局がもたらす狂気の世界である。二度と戦争を起こさない為に、二度と加害者にならないために、二度と被害者を作らないために、その時何が起きていたのか、事実を直視する必要がある。」





72年たつ今だからこそ学ぼう。
そして伝えていこう。


今日は11時頃から平和公園に行きます。




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