23歳が原爆を伝えるガイド日記
＊自己紹介、ガイドを始めたきっかけ
バタバタして当分書けてなかったのでまとめて書きます！
オバマ大統領の訪問を受けて、来る前と来た後にハフィントン・ポストに記事を書かせてもらいました。
訪問前
両方長いのですがぜひ読んでみてください。
あとは少しですがyahooニュースのヘッドラインにも載っていました。
大事なのは人任せではなくてこれから自分達が主体的に学び、伝えていく事だと思います。
オバマ大統領の広島訪問にあたっていろんなことがありました。
アメリカの大統領が来るというとで警備は厳戒態勢でした。
あとは懐かしい2人に会いました。
2人ともアメリカ人で真ん中はトム、右はアリです。
アリのおじいちゃんは原爆を投下した飛行機に乗っていました。現在は核廃絶のために広島の被爆者や、福島で被害を受けた人達へのインタビューを重ねて世界に発信しています。
久しぶりに2人に会えて嬉しかったです。
27日当日は規制がかかる昼過ぎまでガイド。
なにか空気が浮ついていて話を聞いてくれる人はあまりいませんでした。
ガイドみんな取材を受けました。
当日で気になったことを２つ。
オバマさんを見に来た人達、みんな爆心地を素通り（多分気付いてない。）せっかくだから知ってほしいです。
夜はシンポジウムに参加。
周りが凄い人だらけで自分は場違いでしたが、とてもいい経験でした。
（黒さでは負けません。）
28日はいつも通りガイド。
多くの人が聞き入っていました。
オバマ大統領の訪問をきっかけに平和公園に足を運ぶ人は増えると思いますが、来て満足するのではなくてしっかり話を聞いて帰ってもらえたらと思います。
ドイツ
「あっ最後に質問いい！？」
と。
「うん、いいよ！なに？」
と聞くと
「マンゴー！」
ん？笑
「マンゴー！日本のマンゴーはなんであんなに高いの？」
と。笑
これは昔たまたまテレビで見たことがあったので奇跡的に答えることが出来ましたが、今までで一番奇想天外な質問でした。笑
昨日は被団協の集会の話を聞きに。
今回のオバマ大統領の訪問をきっかけに広島に注目が集まっています。
これをきっかけに一人一人が学び、伝えていくことが大事だと思います。
☆原爆については三登さんのブログ「広島の視線」を読んで勉強してください。
71年たつ今だからこそ学ぼう。
最後に広島の人へ。
記事の最初に載せたハフィントン・ポストの記事の中でも書いたのですが、広島では平和教育が盛んだというけどそれは小さい頃で、高校生や大学生、そして大人になると、勉強する機会がほとんどないと思います。だから日にちや時間は言えても、中身や歴史は覚えてなかったり知らない人も多いと思います。
そして広島に住んでいると身近すぎて、なかなか平和公園に来ることがなかったり、来ても資料館に入ったりガイドの話を聞くこともないと思います。
自分もガイドを始めた2年前、小学校ぶりに資料館に行きました。しかし資料館に行って見ただけではなにも分からず、ガイドの人の話を聞いて初めて原爆について理解しました。
それまでは原爆について無知でした。
それが今自分でも不思議な事にこうやってガイドをしているのですが、実は広島の人をあまりガイドしたことがありません。
「ガイドしましょうか？」
って声かけて広島の人だった場合
「あ、自分広島なんで大丈夫です！（ニコッ）」
ってだいたい返って終わってしまうからです。笑
自分は知ってると思っている。（自分も最初そう思ってたけど知らないことばかりでした。今も全部は知らない、、）だから知ろうとしない。
自分が知らないということを知らない。
そういう意味ではもしかしたら極端な言い方をすると〝広島の人が一番原爆を知らない〟のかもしれません。
被爆者の平均年齢は80歳を超えています。
これを機に特に広島の人が学んでそして伝えていかないといけないのではないかと思います。
伝え方はいろいろあります。もちろんガイドもだし、絵だったり歌だったり演劇だったり、あとは別に伝えなくても自分が知るだけでも意味があります。
まずは知ることから。
一人一人が少しずつ、自分のできる範囲で。
少ない人ではなくて、みんなで伝えていけたらと思います。
自分も偉そうなことを言える立場じゃなくてまだ知らないことだらけだと思うのでこれを気にもっと学んでいこうと思います。
71年たつ今だからこそ学ぼう。
そして伝えていこう。
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