井上園子&松尾嘉代さんとともに -8ページ目

パパと呼ばないで(第5回その1)

8月、オリンピック🏃高校野球⚾と自分にとっては楽しみなTVが多いですが、「パパと呼ばないで」は、暑さを凌ぐ必需品です🐧役者さんの演技のうまさは、ドラマを引き締めます👏松尾さんも、日活時代には演技の勉強に劇団へ通われたそうですし、のちの幅広い役柄をこなせる素地は、すでにこの段階でできあがっている気がします😊では、第5回(→突然の誕生日)について。まず、ドラマ全体から。この回は、千春の「ママが欲しい」というテーマがはじめてはっきり打ち出されてくる回です。とくに今回は、千春の寂しさが描かれます(「ユキ」はママとして失格❗)それとともに、治子の「野望」がはっきり見えてくる回です。まさに、ドラマ中にも出てきますが、「将を射んと欲すれば、まず馬を射よ」❗(それに対する園子のイライラもはっきりしてきます。右京へは相変わらず手きびしいですが…)今後も、治子のモーションは繰り返しでてきますが、あまりにもあつかましくて、ずうずうしいです。見ていて、「ユーモア」を通り越して、にくたらしくて不快です😠(「細うで繁盛記」など、こういう演技は富士さんの真骨頂ですが…❗)自分のまわりにこういう人がいたら、「がん無視」しそうです😊お祝いを持ってきたシーンでも、「ほんわか」ムードがこわれて「治子ワールド」になってしまったのが、少し残念でした😔ドラマの構成上必要とは言え、少し邪魔しすぎな感があります。「園ちゃんがちーちゃんのママなら、いっぺんに落第ね」は、あきらかに園子をライバル視した台詞です。では、ストーリーを追っかけてみます。千春は、右京が昼に帰ってこなかった理由に気づいているようです。そのことを頭において見ると、その後の展開がわかりやすいです。ユキと右京のシーンは、ユーモアもあってそれなりにおもしろいです🤣この回と第6回を通して、「千春のママ」になれることが、右京の結婚相手の前提になることがはっきりします。千春が、治子を「おばさん」と呼ぶのは、千春の気持ちをよく示していますし、時枝(三崎千恵子さん)の演技もすごく効いています(さすがの演技です/「締まり屋」のエピソード…「うちにも売れ残りそうなのが、ふたりもいる」など→ここでは、和子は「あんなコブつき」とごまかしていますが…😊)「誕生日がうそであること」は、最初見たときは気づきませんでした。「少し変な感じだな」とは思いましたが🌴(当然、ストーリーを知らずに見ていたので😊)ここでも、杉田さんの演技が光ります(「無言」→木琴を弾くときは、少しうれしそうなど/こまかなところもしっかり演じておられます❗)右京と千春のやりとりは、もちろん見応えあります。深夜の精太郎と右京の会話が、右京の決断と今後に大きな影響をあたえていくところは、見逃せません🍵ドラマとしては、第6回につながっていきます。では、園子については次回に(自分の都合で日曜日にアップする予定です)💙

パパと呼ばないで(第4回その2/園子について)

相変わらずの猛暑ですが、気合いで乗り切るしかないですね🌞では、第4回の園子さんについて。今回は、美容院に就職することになるのですが(美容院は、今後治子との会話をする場所として頻出します。ちなみに「オオカミカット」は、自分は全く知りませんでした。ご存じの方はおられますか?)、「先生」との会話は最初の見所❗のちの2時間ドラマなどでも、似たような感じのシーンはよく出てきます。精太郎と右京が「若松」へ来たときの表情が、松尾さんらしいです😊ウインクもかわいい(このドラマでは、何回か見られるのでうれしいです😃)右京が「お宅のお嬢さんは、目も(❗)悪いんですか?」などと、失礼なことを言っていますが…😠会話に合わせて表情も変化するのですが、そのすべてに意味があってすばらしいです(精太郎が 「本人次第」と言うところの反応など🍵)「若松」からの帰りのシーン、右京とふたり並んで帰るのですが、なんとなくいいムードです(ドラマ初💙)もっとも、その後の別のシーンで、右京は「あのうちであの娘が一番邪険」と言っていますが…(それに対する内田の返し[「そういうのがヤバい」]は、今後の布石かも❓)帰宅後の家族の会話のシーンも、見所満載で見逃せません(時枝が就職をとがめるシーン/帰宅した和子への表情・しぐさ[×を作るなど]/上手く言えないのですが、松尾さんの特徴的な表情はすごく魅力的です😄)美容院での治子との会話で、右京の「子連れデート」に対し怒っているのですが、これがはっきりと右京に関心があることがわかる最初のシーンになると思います。ひとつひとつの台詞の強弱や表情がすばらしいです👏自宅での夕食のシーンでも、機嫌が悪くむくれているのですが、その表情もとても魅力的です💕(右京が帰ってくると、機嫌が直っているところもおもしろいです)美容院で言う「さいざんすか」(かつてトニー谷さんの「さいざんす・マンボ🎵」という歌があったのを思い出しました)とか、右京の帰宅後の「手間のかかるお姫様でやんすね」は、脚本通りなのでしょうけれど、松尾さんがうまいので、「下町娘」の雰囲気がすごく出ています。自分は、すごく好きです💓これからもこういう台詞はけっこう出てくるのですが、今の東京ではあまり使う人はいないような気がします。千春が園子の言うことを聞いたり、右京になぐられて泣く千春をなぐされるシーンは、ふたりの気持ちが近づいていく今後へつながる重要なシーンです。あくまで、自分の感じたことなので、皆さんもぜひ作品を見て、いろいろ感じて頂けたら嬉しいです😃では、次回は第5回についてです。明後日には、アップする予定です🌞

パパと呼ばないで(第4回その1)

京都は39℃越えを記録して、これからどうなるのかと💦💦では、第4回(子連れデート→今回からサブタイトルも付記します)❗この回もまずドラマについてから。右京とデートする中島ユキとのことは省略して、他の点について触れていきます🐧この回は、構成がとてもうまい回です(もちろん、まずい回などないのですが…)ユキと千春の関係を、和子と精太郎の関係を絡めてうまく描いています。園子の話も交えて、子育ての難しさもテーマとしていて、自分にも娘がひとりいますので、なんとなくわかる部分がありました😊もっとも、自分の子育ては「失敗」のような気がしますが(笑)和子が玉子を焼くシーンは、まだこのあたりでは千春と和子の方が園子よりつながりが強いことを示していますし、最初の右京と千春の好き嫌いをめぐるシーンでは、杉田さんの演技のうまさと石立さんの細かい仕草が目を引きます❗精太郎と右京の屋台のシーンも必見🍵大坂さん、「若松」や帰宅後のシーンも含めて、さすがの演技です👏目立たないけど、屋台のおじさんもさりげない演技で好きです(自分もああいう役なら、ドラマに出たいです[笑]でも、ぎこちなくならないにするのは、けっこう難しいのでしょうね😔)園子の年齢では、当時は適齢期を過ぎていると見なされたようです(「行き遅れ」「行かず後家」「売れ残り」など、今ではNGの言葉もよく出てきます😔)時枝の「美容院に勤めていても、良い縁談は来ない」とか精太郎の「家においといて店ざらし」とか、現代の若い人にはわからない感覚かもしれませんね。自分は、小学生の頃に、いとこのお姉さん(おそらく園子よりは少し若い年齢だと)がよく「お見合い」をしていたので、このあたりの雰囲気は何となくわかります(「クリスマスケーキに例える人までいましたから)🍵そのあと、園子の頼みで右京・精太郎・時枝が会話するシーンができますが、3人の名優の演技は見応え十分です。右京の会社の屋上でコーラスをしているシーンも出てきて、これも「時代」だなと🎵子連れデートの前の右京の着替えのシーンなどは良いアクセントになっていますし、精太郎の「ブスなら…」発言は、いまなら完全にNGですね。一方、「若松」へ行く前の治子と精太郎の会話の中に、治子の「思惑」がはっきり見えてきます❗千春が、ユキを嫌う理由は言葉としてははっきり出てきませんが(最後のシーンで、はじめて千春が右京に示唆はします)、ドラマをよく見ているとわかるようになっているのはさすがです。ラストに近いシーンでの右京の時枝への長台詞、これはまさしく石立さんの真骨頂❗なお、ユキとのエピソードは、第6回で決着?がつくまで続きます。また長くなりましたので、第4回の園子については次回に述べます。明後日には、アップできればと💙