セルフマネジメント
最近、体調が思わしくなくて困っています。もともとある持病の方もいまいち芳しくないのに加え、この夏怪我をした左足の膝「膝蓋骨脱臼」の回復が思うようならずに困っております。原因はすべて私にあるので全くもって同情の余地すら全くないのですが、さすがに膝が外れる癖がついてしまっていると、何時外れるかが予測できず外出先で外れる事もままあって、その時に骨がすぐに入ればいいのですが入らない時には結構脂汗をかきながら格闘しないといけなかったりして、難儀するのです。家にいる時にも、例えば寝ている時に外れる事が結構ありそういう時もすぐに入ればいいのですが、寝ている時はかなり大きくずれてしまっている事が多くなかなか入らずに痛みで七転八倒する事もざらなのです。
思えば、こうなった時、これを軽く考えていたのが大間違いでした。こうなってから数日後にはテーピングとサポーターで固定し、標高2000メートルの山へ登山しに行ったりもしました。今から考えると全く阿呆としか言いようがありませんね。自業自得です。
最近は天候が不順なせいか、かなり痛みます。また、外れ方が以前よりも酷く外れるようになり、なかなか入らなくて困る時が多くなりました。外れる時は、1日に4~5回くらい外れますからそれだけでも結構憂鬱になります。
このままではどうにもならないので、リハビリを始めました。難儀ですが仕方ありませんね。
このほかにも、夏の疲れなのか体全体の免疫力が落ちているらしく、疲労が抜けきらずに微熱がずっと続いており、また傷がすぐ化膿したり治療中の歯も腫れたりしていろいろ影響が出ています。
毎日同じように力を発揮する為にも、心身を良い状態にしておくセルフマネジメントは重要ですね。自分の持っている能力をきちんと発揮する為には、心と体、健康をセットにしてコントロールしていく技術が不可欠であると強く感じました。私の場合、体が最終的についていけなくなってしまう事が今までも多々あり、これはこれで何というか悲しいのですが、今後はこのはやる心をどうやって抑えていくかが課題です。
もてなしの心
昨晩は知人の料理研究家の先生に招かれ食事会に行ってきました。その先生は料理学校を開校しており、そこで教えておられる先生方が実際に厨房に立って、私達に料理をもてなして戴けるという大変恵まれた会なのです。主に料理学校に通っている生徒さん達に本格的な料理を味わってもらう事、もてなす事を直接感じて勉強してもらうために、また先生方の日頃の研究の成果を形にして発表する場として毎月行っているのだそうです。先生方は、生徒さん達に教える授業以外に多くの時間を割いて新しい調理技術や味、最近はそれに加え環境に配慮する事などを取り入れる工夫をしているそうで、私などは全くもって頭の下がる思いです。そのような事情を知っていながら、美味しいの不味いのと言っている自分が恥ずかしくなります。
料理学校なので和漢洋様々な料理で会を催してくれるところも嬉しいところですね。校長先生は中国と縁が深く、中国には年に何度も行ってらっしゃる人なので、中華料理の回を私は大変に楽しみにしているのですが、私も都合がつかなかったりして未だ味わっておりません。いわゆる「家常菜」と呼ばれる家庭料理だそうですが造詣の深い先生の事ですから唸らされること間違いなしと踏んでいるのです。校長先生愉しみにしていますよ。
さて、今回は和食の懐石膳でした。「松茸」を使った贅沢な料理です。「仲秋の懐石膳」と題された献立は、以下の通りに構成されていました。
「前菜」 三種盛り (焼き松茸の牛たたき添え 松茸と柿の白和え 稚鮎甘露煮)
「椀物」 松茸の土瓶蒸し
「お造り」 秋刀魚のカルパッチョ風
「焼き物」 落ち鮎の炭火焼き、たで酢添え
「酢の物」 おきゅうと辛子酢味噌添え
「揚げ物」 天麩羅五種盛り (松茸 菊の葉 蓮 生姜 薩摩芋)
「ご飯」 松茸ごはん
「香の物」 ゆうぜん漬け
「お菓子」 栗の渋皮煮と茹で小豆
大変美味しく贅沢にそして愉しく過ごさせて戴きました。ありがとうございました。
普通の飲食店と違い設備のあまり充実していない環境下で、先生方は私達にどうしたら一番美味しく料理を召し上がってもらえるか大変苦心したのだろうと感ぜずにはいられませんでした。そこには女性らしい優しさと細やかな心遣いの行き届いた真心のこもった真のもてなしの心を見る事が出来大変嬉しく感じられ心が暖かいまま家路につく事が出来ました。
もてなしの心もそうですが、料理の志に私は惹かれます。本格的な食材でなくてもいい、最高の味でなくてもいいのです。そこに最高の味を志す素直な謙虚な姿勢のかけらがほんの一片でも見えさえすればそれで私は満足なのです。目を細め心穏やかにいられるのです。
さて、来月は何を食べさせて戴けるのでしょう。ねぇ、校長先生!!