皆様、こんにちは。

本当はブログを始めて、初めてのお正月。

シャンプーの金沢の実家で、いち一般家庭ではどんな感じのお正月を迎えるか、

『隣の晩ごはん』的に、紹介しようと思っていたのに、

あの地震で吹っ飛んでしまいました。


でもなんだか予定変更が、悔しいので、

地震が起きるまでは、こんな風にのどかに過ごしたよー

と言うブログをアップします。

本当に今年は雪も無く暖かく、佳き年末年始だったのですよ…

あの揺れがくるまでは…


 


地震当日、8時間前。

元旦の朝。

新春一番最初の食事はお節とお雑煮とで乾杯しました。


真ん中上から右回りで、

ナッツ入り田作り 紅白なます 鶏ササミのオランダ揚げ 

数の子、クワイの煮物、

真ん中が見えずらいけど、黒豆煮。

こんなお節の定番は、全国同じかな。

器は、今回の震災で被害甚大な輪島の輪島塗の漆器。


お雑煮は、昆布と鰹で出汁を取ったすまし汁。

紅白の丸餅で。 

(ちょっとお餅が溶け気味で、おすましっぽくないけど)

器は木曽の木曽漆器。 漆作家.佐藤仟朗氏の作品。


元旦の朝は、この金杯で御神酒で乾杯します。

日本酒嫌いなシャンプーはほんの一口。


あとは、珍しいところでは、

こちらが、金沢の慶事の時の昔のご馳走。

『べろべろ』  寒天寄せのお料理です。

お砂糖や卵が貴重品だった時代のご馳走ですね。

母のは少し卵が多め。 各家庭によって個性があります。


お節ではないのですが、我が家の新年会のメイン、能登牛のローストビーフ和風ソース。

金沢では、鰤の照り焼きが出てくる家庭が多いのですが、

子供達には、鰤よりこちらが人気だったらしく。

欠かせないお料理になりました。

丁寧に灰汁と脂を抜くので、そんなに胸焼けしません。



あとは、加賀野菜の含め煮、数の子などなど。


金沢のお正月でお節と共に並ぶお料理の代表的な物と言えば、

あとは寒ぶりのお刺身や、照り焼き、それに前回ご紹介した

かぶらずしや大根ずし、でしょうか。


今年は随分品数も絞って、というか、

高齢になって体力的にこのくらいが限界のよう。

全て、母の手作りです。

私もこのくらいのお正月料理を、正月前数日で作れるようになりたいなと。

そういうおばあちゃん、カッコよくないですか?


母が元気なうちに、習っておかなければ、、と思うのですが

離れて暮らす哀しさで、今年も習えませんでした。

どうかバァバ、来年も元気に生きてて、作ってねーーー






帰省すると高確率で訪れるフレンチレストランにも行けました。

とてもリーズナブルで美味しいのです。

地元石川の食材をふんだんに使っています。






こんな感じで、お正月らしさは堪能することは出来ました。

ほぼ喰い正月ですが………

(なんと、自宅に戻って体重を測ったら、なんと、、、3,5キロも!

 増えていました。泣)


「穏やかなお天気で、シャンプーも5年前とは比べものにならないくらい穏やかになって

 みんな元気でよかった、よかった、いいお正月だ」

そんな会話の数時間後、あの地震が起きました。





人間万事塞翁が馬


これからは、なるべくそう思って生きていこうと思います。




元旦の昼の金沢駅。

鼓門の反対側から撮影。  

たくさんの観光客の姿がありました。

この3時間後に地震が起きました。



亡夫の実家の庭の灯籠の倒壊。 娘撮影。

義実家は瓦が落ちたり、凡ゆる家具が倒れたり、

相当の惨状だったようです。



私が言うのも変な話かも知れませんが、私のふるさと石川の震災に

お心を寄せて下さった皆様、ご支援をして下さった皆様、

ありがとうございました。

この場をお借りしてお礼申し上げます。

死別の悲嘆を抱えながら、他人の苦境に心を寄せて下さる皆様を見て、

私シャンプーは、人間的にまだまだだなぁ…と実感致しました。



私達は、昨夜遅く無事自宅に戻り、今日から仕事にも行けています。

高速道路はとても空いていました。



年初からドタバタで、大切なこと忘れてました。


皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします♡  







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