今回は地霊殿のキャラです。
東方地霊殿はかなり難しいので、初心者は手を出さない事。
※2016 7/5 色々追記
・あらすじ
雪の降る冬の博麗神社。
一度地震により倒壊した神社であったが、今はすっかり元の姿を取り戻している。
そんなある日、博麗神社の巫女、博麗霊夢を驚かす出来事が起こった。
それは博麗神社の近所に突然の立ち上る白い柱、間欠泉である。
普段なら何か出来事が起こると彼女は解決に向かうのだが、その出来事は彼女を驚かすと同時に喜ばす物だったのだ。
間欠泉は雪を溶かし、周りには人間、妖怪問わず体の疲れを癒す温泉が湧く筈だった。
――しかし、霊夢の希望的観測は外れた。
間欠泉から湧いている物は温泉水だけでは無かったのだ。
次々とわき出る異形の者達。地霊――地底に住む者達であった。(公式サイトより抜粋)
●キスメ
種族:釣瓶落とし
二つ名:恐ろしき井戸の怪
テーマ曲:暗闇の風穴(地霊殿1面道中曲)
能力:鬼火を落とす程度の能力
1面中ボス。普段は洞窟や井戸の中に暮らしており、いつも桶に入っている。
性格は臆病で内気とされてるが、割と残忍。ZUN氏曰く『問答無用で首を刈ってきて、桶に入れて持って帰るという。あの首もキスメの首じゃないかもしれないね』との事。
因みに、首は本物です。
・ボスとしての強さ
タックルが怖い
・二次創作
大体原作通り。
●黒谷 ヤマメ
種族:土蜘蛛
二つ名:暗い洞窟の明るい網
テーマ曲:封じられた妖怪 ~ Lost Place
能力:病気(主に感染症)を操る程度の能力
地霊殿1面ボス。
感染症や蜘蛛の糸を操る上、好戦的な性格なので人間にとっては迷惑な妖怪。魔理沙に毛嫌いされている。
性格は明るく楽しい、地底の人気者である。
・ボスとしての強さ
高難易度では、ヤマメが下に移動すると通常弾幕が極端に難しくなる。
ダブルスポラーにも登場。「カンダタロープ」は序盤の難関スペルである。
・二次創作
地底のアイドルだったり、ヒーローだったり。
●水橋 パルスィ
種族:橋姫
二つ名:地殻の下の嫉妬心
テーマ曲:緑眼のジェラシー
能力:嫉妬心を操る程度の能力
地霊殿2面ボス。
地上と地下を結ぶ穴の番人。嫉妬深い性格のため、通行人につっかかってくる事が多い。口癖は『妬ましい』
能力で他人の嫉妬心を操れる。パルスィにとっての嫉妬心は力の源であり、自分の嫉妬心でも力になる。
性格は基本優しい。しかし能力故、相手が自分より幸福だと嫉妬し、嫉妬する部分が無ければ不幸自慢をしてくる。
・ボスとしての強さ
初見では分かりづらいトリッキーな弾幕が多い。
・二次創作
何でもかんでも、妬ましい妬ましいと言う。
また、東方界隈では、妬ましい事を『パルい』『パルパル』という。
某空間を司るポケモンとは関係無い。
●星熊 勇儀(ほしぐま ゆうぎ)
種族:鬼
二つ名:語られる怪力乱神
テーマ曲:華のさかずき大江山
能力:怪力乱神を持つ程度の能力
地霊殿3面ボス。旧都に住む、鬼の四天王の一人。
鬼自体が、幻想郷ではかなりの実力者であり、勇儀自身も、杯に入った酒を一滴も零さず戦う事を信条としている。どっかで聞いた事あるよねー。
性格は豪放磊落な姐御肌。鬼全体の特性として、正直で度胸のある奴を好み、臆病で狡猾な奴や嘘を嫌う傾向にある。
怪力乱神とは、人知を超えた不思議な力の事。それぞれ怪異・勇力・悖乱・鬼神を表している。
・ボスとしての強さ
鬼らしく力押しの弾幕が多い。体験版の時点ではかなり強かったが、製品版で易化した。
・二次創作
概ね原作通り。何故かパルスィとの絡みが多い。
●古明地(こめいじ) さとり
種族:妖怪
二つ名:怨霊も恐れ怯む少女
テーマ曲:少女さとり ~3rd eye
能力:心を読む程度の能力
地霊殿4面ボス。地霊殿の主。
『さとり』と呼ばれる妖怪で、他人の心を読む事ができる。
そのせいで他人から忌み嫌われ、さとりは他者との接触を嫌い、地霊殿に引きこもっている。
しかし物言わぬペットを多く飼っており、さとりもペットからは非常に慕われている。
性格は物腰柔らかで心優しく、特にペットと妹に対する愛情は並外れている。
ただし、まともなコミュニケーションを取るつもりはあまり無い。こちらの心を読んで自分が言いたい事を一方的に話してくる。
趣味は読書。心理描写の豊富な小説が好みらしい。
それに影響されて、自分で小説を書いていたりする。
ゲーム中では相手(霊夢や魔理沙)のトラウマを想起させ、パートナーの弾幕に似た弾幕を放ってくる。
その為、選んだパートナーによって難易度は大きく変わる。紫やパチュリーが難しいとされる。
ダブルスポイラー以降出番に恵まれなかったが、茨歌仙に登場。深秘録のこいしEDにも登場している。
・ボスとしての強さ
前述の通り、パートナーのスペルカードをアレンジして使ってくる。弾幕によってはオリジナルより難しいとも。
ダブルスポイラーでは、1枚だけあるスペルを想起してくるが……まさにみんなのトラウマであるあの金閣寺の一枚天井である。
その名も「うろおぼえの金閣寺」。クリア枚数は減ったが運ゲー要素は増し増し。
・二次創作
小五ロリと呼ばれる(『悟り』を分解して)。
また、心が読める能力を利用して『さとりんと××したいおハァハァ(*´Д`)』的な事を読ませさとりを赤面させる変態行為も流行ってる。
いいね。
●火焔猫 燐(かえんびょう りん)
種族:火車
二つ名:地獄の輪禍
テーマ曲:死体旅行 ~Be of good cheer!
能力:死体を持ち去る程度の能力
地霊殿5面ボス。さとりのペット。長い名前が嫌いで、誰にでも『お燐』と呼ばせている。
灼熱地獄跡で死体運びや怨霊の管理を任されており、死体と会話が出来る。
生きた人間には興味が無く、自ら殺した死体と会話してもつまらないため、人間は襲わない。
お空とは親友。間欠泉から怨霊が湧き出て来たのは、彼女がお空の為を思ってした事である。
地底の妖怪としては珍しく、異変解決後に地上に顔を出しており、霊夢とも仲良くなっている。
性格は陽気で人懐っこい。霊夢や魔理沙の事を、初対面時『お姉さん』と呼ぶ。一人称は『あたい』。
東方地霊殿の難易度を引き上げている一因。5面ボス最強と言われ、通常、スペル共に非常に手ごわい。
しかも、4面中ボスとして2回出て来た後、5面の中ボス、ボスとして登場、さらに6面の中ボスとして立ち塞がる。ここまでしつこいのはお燐くらい。
・ボスとしての強さ
「ゾンビフェアリー」「旧地獄の針山」などの異常に濃い密度、速い撃ち返し弾など、難易度は非常に高い。5ボス最強という人も多い。
今でこそ5ボス最強はクラウンピースという声が強いが、あちらは完全無欠モード前提の調整なため、一概に比べることは出来ない。
・二次創作
あまりこれといった二次設定はない。
●霊烏路 空(れいうじ うつほ)
種族:地獄鴉 with 八咫烏
二つ名:熱かい悩む神の火
テーマ曲:霊知の太陽信仰 ~Nuclear Fusion
地霊殿6面ボス。さとりのペット。通称『お空(おくう)』。
灼熱地獄跡の温度調節をして平和に暮らしていたが、ある日突然現れた山の神(神奈子と諏訪子)に、八咫烏の力を授けられ急速に力を上げた。
性格は素直なお調子者。八咫烏の力を手に入れて増長し、地上を侵略しようとするなど子供っぽい一面がある。
ZUN氏公認の馬鹿であり鳥頭。しかし、言葉遣いは割と落ち着いている。
・ボスとしての強さ
「核弾(恒星弾)」と呼ばれる巨大な弾を多用する。パターンは組みやすく、お燐のほうが強いという人もいる。
・二次創作
馬鹿が強調されて、チルノ並に馬鹿の鳥頭になる事が多い。
Exストーリーで、『うにゅ?』という可愛らしい発言をしたため、やたらうにゅうにゅ言う。
●古明地(こめいじ) こいし
種族:妖怪
二つ名:閉じた恋の瞳
テーマ曲:ハルトマンの妖怪少女
能力:無意識を操る程度の能力
地霊殿Exボス。さとりの妹。
さとりと同じく心を読む能力を有していたが、嫌われるのが嫌で心を読む第三の瞳を閉じ、同時に自身の心も閉ざしてしまった。
読心術を失った代わりに手に入れたのが無意識の能力。簡単に言うと、ドラえもんの『石ころ帽子』のように、誰からも気づかれずに行動する事が出来る。
昔からフラフラと地上をさまよい、気まぐれで地底に帰って来る生活を送っており、妹の心が読めないさとりはいつも心配していた。
最近は、姉からこいし専属のペットを与えられ、少しずつ変化が訪れてきたらしい。
東方心綺楼では、影の主人公とも言えるほど活躍し、人気の爆上げに繋がった(第10回人気投票で、霊夢と魔理沙に次ぐ三位)。
深秘録でも自機続投。春河もえ氏のキュートな立ち絵でさらにファンを増やし、第11回人気投票では霊夢を抜いて1位になった。妖怪が1位になるのは初の快挙である。第12回人気投票では霊夢が再び1位になったが、それでも魔理沙に次ぐ3位とかなりの高順位である。
テーマ曲にある『ハルトマン』とは、無意識の哲学という論文を発表したドイツの哲学者、『エドゥアルト・フォン・ハルトマン』。
また、オーストリアの哲学者『ハインツ・ハルトマン』は、フロイト精神分析における自我(エゴ)・エス(イド)・超自我(スーパーエゴ)の中で自我を重視する『自我心理学』の創始者の一人。
こいしのスペルには本能『イドの解放』と抑制『スーパーエゴ』という名前のスペルがある。
ドイツ空軍の撃墜王とは関係無い。従って、ストパンのあの子とも関係無い。
・ボスとしての強さ
弾幕はほぼパターン。初クリアまでは辛いが、慣れればかなり楽になるだろう。
・二次創作
無意識の能力を利用して色々やらかす。まぁ、無意識なら仕方ない。
同じ妹でExボスであるフランドール・スカーレットとの絡みも多い。
風神録より長くなったなぁ……。
次は星蓮船。たぶん短くなる。