おはようございます。
神仏応援団リュウです。
はい。2024年5月の神社ツアー⛩️を終えました。
行き先は
栃木県那須の
那須湯泉神社⛩️
なすゆぜんじんじゃ
「おんせん」とは読まず、「ゆぜん」です。
天気は晴れ☀️
ゆっくりと参道を進んで行きました。
途中、参道の左側に愛宕神社へ続く階段もありましたが、まずは、真っ直ぐ拝殿に向かうことにしました。
小さな祠にも ご挨拶しながら 拝殿に到着。
こちらで、ご挨拶と鎮魂を。
なんだかスムーズすぎるな。。。
とか思いつつ。
と言っても、スムーズじゃないのを望んでいるわけではありません。
ですが、この先の
殺生石
せっしょうせき
には、ある伝説があります。
その伝説とは
殺生石は、那須岳の斜面にある巨大な溶岩で、平安末期に九尾の狐が美女に化けて鳥羽上皇を殺害しようとしたところ、 陰陽師 に見破られ、その後、退治されて石になったという伝説がある。
その殺生石がこちら⬇️
そして、その九尾の狐が封印された殺生石が、
2022年3月5日、観光客がＳＮＳ上に
殺生石が割れている写真を投稿し、
現地でそれを確認されています。
SNS上では、
「九尾の狐の封印が解かれてしまうのでは」
「悪事をはたらく九尾の狐が復活しないといいけど」
という投稿が相次ぎました。
もう2年前のことですが、
その九尾の狐はどうなったか？
そんなことも 思いながら 殺生石に向かいました。
途中、千体地蔵もあり、恐山に似たような雰囲気で、少しおどろおどろしい感じの空気感もありました。
ですが、天気は晴れなので、スッキリと清々しい空気もあり、気持ちよく歩みを進めていきました。
さーて そろそろ 殺生石か。
九尾の狐はいるかなぁ？
あー しめ縄がかかっていた 殺生石が割れてるなぁ。。
さて、ここであなたなら どう思いますか？
「ヤバい！ 悪い九尾の狐の封印が解かれている！なんとかしなくては！」
と思いますか？
ここからは、私の感じたことを書きます。
割れた殺生石を見た時、九尾の狐のエネルギーは感じませんでした。
そこで、私はどう思ったか。
「新しい時代にシフトしたな」
です。
もし、ここであなたが、「九尾の狐を封印しなおさなくては！」と思ったとしたら それは危険な解釈です。
そもそも歴史というものは、勝者の都合のいいように残すものです。
つまり、現代に残っている歴史が、事実とは限らないのです。
どんな歴史を見聞きしたとしても、逆の立場の視点でも考察する必要があると私は思っています。
殺生石で九尾の狐を感じなかった以上、そこに本当に九尾の狐が封印されていたのかは謎です。
そもそも封印などされていなかったかもしれませんし、殺生石が割れた時に、どこかに行ってしまったのかもしれません。
もし、仮に九尾の狐がそこに封印されていたとして、本当に九尾の狐は悪者だったのでしょうか？
例えば、真実が、最初に罪のない九尾の狐の大切な子供を、鳥羽上皇が殺していたとしたら どうでしょう？
鳥羽上皇を暗殺しようとした九尾の狐は悪でしょうか？
しかし、勝ったのは鳥羽上皇でした。歴史は、暗殺しようとした部分を切り取り、九尾の狐は悪者として歴史に名が残ります。
もし、あなたが九尾の狐だったら どう思いますか？
こういうことが、過去のいろいろな歴史にはあるのだと思います。
殺生石に九尾の狐が封印されていたとしたら、私は九尾の狐に言いたい。
「やっと出れてよかったね」
戦いの時代は終わりました。
ノーサイドです。
お互いに握手しましょう。
