「僕の妻は感情がない」が最終回でした。(番組表だと来週が最終回のように見えますが)
普通の青年小杉タクマは、家事用ロボットのミーナを入手しますが、愛情を感じ始め、夫婦になる決意をする。
ロボットが感情を持って人間と恋をする話は、今までも無かったわけではないですが、この作品はちょっと今までと違うなと感じました。
ロボットが限りなく人間に近づくのではなく、ミーナはロボットのまま愛され、家族として受け入れられます。これを周囲の人々も違和感無く受け入れます。
ミーナの側も「感情がない」となっていますが、タクマを特別な人間として大切にし、その期待に応えようとします。そういう言動は人間同士の家族の感情とどう違うのか。
もしかしたらペットを家族と考える人(私は飼ってませんが)にも同じような感覚はあるのでしょうか。
大切な車とか、楽器とかも家族になり得るのでしょうか。モノに魂が宿るという日本人の感覚には意外と合っているかも。
意外と深いことをサラッと描いた秀作だったかも知れません。