「高校事変18」(松岡圭祐 角川文庫)


このシリーズも18巻。スピンオフが3冊あるから21冊と、長くなりました。

それでも蘊蓄満載のバイオレンスアクション、最新トレンドを盛り込むスタイル、なんと言っても魅力的なキャラクターで飽きさせません。


今回は、17巻ラストで生存が判明した最凶の男と、政府官僚が関与するEL累次体のそれぞれの企みがぶつかりあう、山梨のジャンボリー会場が戦場になります。

特に大学生になった結衣、高校生の瑠那の、武装兵士を薙ぎ倒す戦闘力は相変わらず凄まじい。私の好きな凛香はちょっと事情により出番が少ないですが。

この戦闘マシンのような姉妹たち、鬼神のごとく闘いながら滅茶滅茶よく喋るし、姉妹喧嘩もするというのもまた面白いところです。


終盤は007を思わせるちょっとひねった展開もあり、超B級的な一級のエンターテイメント作品です。


すぐに19巻も出るようなので楽しみです。