千葉市教委学事課による学校への指導・助言 | まるおの雑記帳  - 加藤薫(日本語・日本文化論)のブログ -
2015-04-18 22:08:14

千葉市教委学事課による学校への指導・助言

テーマ:PTA問題の実際的解決をめざして
今年の一月、千葉市教委学事課が各学校に対して、PTAに関して指導・助言を行いました。
この指導・助言は、校長会の中でなされるとともに「学事課だより」という文書の形で各学校に配布もされたようです。
以下に、「学事課だより」(H27.1.19,千葉市教委学事課発行)の該当箇所を引用します。

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円滑な学校運営のために
~慣例となっていることも改めて見直しを~

最近は、学校よりも教育委員会の敷居が低くなり、市民から直接、様々な意見や指摘が寄せられます。その中に、PTAや保護者会、後援会、同窓会等(以下、PTA等)の団体と学校の関係についての意見や指摘が多くなってきていますので紹介します。


PTA等が任意団体であることが周知されていないのではないか?

PTA等の団体は、多くの場合、学校や子どもたちを応援することを目的としています。しかし、あくまでも任意団体ですので、加入の強制はできません。もちろん本市では、強制加入の実態はありませんが、任意加入である旨を新入学の保護者説明会等で、しっかりと伝えた上で加入を勧めることが重要です。


PTA等の会費を学校費と一緒に引き去って(引き落として)よいのか?

引き去り手数料の負担軽減や集金の危険性を考慮し、任意団体であるPTA等の会費を給食費や教材費等の学校費と一緒に引き去っている学校もあると思います。しかしながら、正式には、学校費と一緒に引き去ることへの会員の承諾と、会員から学校への引き去りの依頼が必要となります。総会等の議案・資料にその旨を明記して会員の承諾を得ること、引き去り時の文書等に明記した上で、引き去り手続きすることが必要です。


保護者の同意がないのに、学校が作成した名簿をPTA等へ提供してよいのか?

学校や子どもたちを応援してくださるPTA等の便宜のため、氏名のみの児童・生徒名簿を提供することもあると思います。氏名のみであっても個人情報ですので、提供にあたっては注意が必要です。例えば、年度初めに行う学校だよりへの写真掲載等の承諾と一緒に、保護者の承諾を得ておくことが考えられます。

これまで学校が慣例として行ってきたことでも、改めて説明や承諾を必要とする事柄が増えています。学校とPTA等との連携を円滑に進めるとともに、このような指摘にも耐えられるよう、学校の実態に合わせて、運営上の工夫が必要ではないでしょうか。
(「学事課だより 第24号 H27.1.19」より) 
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学校に対して、①「任意加入である旨を(…)しっかりと伝え」ること、②個人情報をPTAに提供する場合は「保護者の承諾を得ておく」こと、この二つを要請していることは大きな前進だと言えます。
しかし、①入会の意思の確認の必要性についての言及がない点と、②PTA会費の代理徴収を学校が行うにあたり「PTA」や「PTA会員」との間の合意形成だけが問題にされていて、「保護者」に対する配慮がまったくと言っていいほど認められない点については非常に残念に思っています。

もっとも、3月の下旬に、学事課のIさんに「引き去り時の文書等に明記した上で、引き去り手続きすることが必要です」と言う文言の中にある「明記」の中身を確認したところ、はっきりと、「PTA会費はPTA会員が支払うもので、会員でない人は支払う必要のないものである」旨、明記する必要があるという意味だと回答されました。
その意図が、各学校の校長先生にきちんと伝わっているのか、千葉市において今年度配布される徴収案内の文書がどのようなものになっているのか、引き続き、追っていきたいと思っています。

なお、学事課のIさんは「千葉市の各学校において適正化の動きがきちんと進んでいくのか、学事課としてフォローしていきたい」とも。
言いっ放しではなく、学校配布の文書等のチェックも行っていく予定とのこと。
「言うだけは言うけれども、その後のチェックはしない」という残念な教委もある中、この点は素晴らしいことだと思いました。

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