石川鏡介の旅ブログ

古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。


テーマ:

  四国八十八か所の第二十番札所は鶴林寺(かくりんじ)といいます。正式には霊鷲山(りょうじゅざん)宝珠院(ほうじゅいん)鶴林寺といい、宗派は高野山真言宗、本尊は地蔵菩薩、開基は弘法大師、所在地は徳島県勝浦郡勝浦町生名字鷲ヶ尾十四番地です。

 十九番札所の立江寺から南西へ約十五キロほどの、標高約五百七十メートルの山頂にあります。

 標高約五百七十メートルといっても山道はかなり険しいです。天正年間、土佐の戦国大名・長宗我部氏の軍勢が阿波を攻めた時、阿波の札所のほとんどを焼いてしまったが、鶴林寺の山は道が険しすぎて大変なので、登るのをあきらめてしまった、という話があります。それくらい険しいところなのです。

 今でこそ車道が開通していて三門付近に駐車場もありますが、車道が開通していなかった頃は、当然、お寺関係者も参拝者も徒歩で登ったのです。きっと、途中の、湧水のある「水呑大師」で休憩をとって水分補給をして登ったのでしょう。

 途中の、かなり登り詰めた地点で、二十一番札所のある山との間を流れる那賀川を見下ろせます。蛇行している川の流れを見下ろすことによって、かなり高く険しいところに来たのだということを実感できます。

 山道には「丁石」というものが立っています。鶴林寺までの距離を示すもので、「あと○○丁」というふうに刻まれた石柱が道端に立っているのです。資料に書いてあることで実際に数えたわけではないのですが、十三基あり南北朝時代に立てられたそうです。この数字を見ることによって、自分のいる場所と寺までの距離が分かり、「あー、まだまだか」とか「よし、あと少しだ」などと思ったりして、脚に力を入れるのです。

 山の上の三門に着いた時はホッとして、思わず深呼吸してしまいます。

 境内には、山の上の札所らしく、樹齢何百年か分からないような大木がうっそうと茂っています。都市部から相当離れた山中なので、空気がたいいへん澄んでいて気持ちいいです。

 むかし、弘法大師がこの山で修行していた時に、ニ羽の(つがいの)鶴が金の地蔵像を運んできて、弘法大師が霊木で地蔵像を刻み、その新たな地蔵像の胎内に金の地蔵像を入れて本尊とした、という伝説があります。

 

(2012年6月25日の「石川鏡介のブログ」の記事を再編集)

 

 

 「にほんブログ村」人気ブログランキング参加中です。この「遍路・巡礼」バナーをポチッと軽く一日一回クリックしていただけると、非常に嬉しいです。  

   ↓

にほんブログ村 旅行ブログ 遍路(・巡礼)へ
にほんブログ村

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

石川鏡介さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。