石川鏡介の旅ブログ

古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。


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 四国八十八か所の第十四番札所は常楽寺(じょうらくじ)といいます。正式には盛寿山延命院常楽寺といい、宗派は高野山真言宗、本尊は弥勒菩薩、開基は弘法大師、所在地は徳島県徳島市国府町延命六〇六番地です。

 十三番札所の大日寺の北東にあり、直線距離にして二キロ程度、徒歩の道のりでは三キロ程度です。大日寺の北に鮎喰川が流れておりますが、歩き遍路の場合、その川に沿った近道があり、その川沿いの長閑な細道を歩きます。

 ちょっと東に進み、橋を渡り、今度は左に曲がって川沿いの道をほんの少しばかり西へ進んだら住宅街の中を入り、北へ進みます。住宅街を抜けたらまた森に囲まれた田舎の道に入り、池などを横目に見ながら進むと常楽寺の前に出ます。

 簡単な道のりなのですが、去年訪れた時には、住宅街に入るところで間違えたらしく、道に迷ってしまい無駄な時間を費やしてしまいました。

 それはともかく、十一番札所から十二番札所までや十二番・十三番間がやたらと長かったのに比べて、十三番から十四番までの距離はずいぶん短く、平たんな道です。迷わなければ何も問題ありません。

 この常楽寺で特徴的なのは境内の地面です。流水岩という岩の岩肌がむきだしになっていて凸凹で、ちょっと歩きにくいといえば歩きにくい状態です。秩父三十四観音札所を巡った経験のある者にとっては、秩父十九番の龍石寺の境内を連想させます。

 また、本堂に向かって右側に大木がありますが、これはアララギで、高さ十メートルもあります。「アララギ大師」と言われます。

 昔、弘法大師がこの地で修行され、弥勒菩薩を感得したといいます。それで大師は弥勒菩薩像を刻み、お寺を建て、本尊としました。弥勒菩薩は未来仏といわれ、釈迦如来の次に仏になると言われています。それが五十六億七千万年後だともいわれていますが、弘法大師は高野山に入り、弥勒菩薩下生の時に再びこの世に姿を現す、という言い伝えがあるので、大師と深い縁がある菩薩だと言えるのです。が、弥勒菩薩を本尊とする札所は四国八十八か所中、この十四番札所の常楽寺だけです。

 もう一つ特徴的なのは、このお寺が養護施設を創設したことです。昭和三十年に戦災孤児のために設立した「常楽苑」です。

(2012年6月14日の「石川鏡介のブログ」の記事を再編集)

 

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