石川鏡介の旅ブログ

古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。


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 四国八十八か所の第十一番札所は藤井寺(ふじいでら)といいます。

 正式には金剛山一乗院藤井寺で、宗派は臨済宗妙心寺派です。一番札所から十番札所までのほとんどが高野山真言宗で、高野山真言宗ではなくても東寺真言宗のお寺(四番札所の大日寺)か真言宗御室派(五番札所の地蔵寺)だったのに、いきなり真言宗以外の宗派になりました。しかも密教とは関係ない臨済宗妙心寺派です。これはどういうことでしょうか。

 もともとは真言宗のお寺だったのですが、天正の兵火で灰燼に帰し、江戸時代の延宝二年(西暦一六七四年)になってから再興されたが、阿波藩主の蜂須賀氏が帰依していた臨済宗の南山国師による再興だったので宗派が臨済宗に改められた、とのことです。

 開基は弘法大師で、本尊は薬師如来、所在地は徳島県吉野川市鴨島町飯尾(旧麻植郡鴨島町飯尾)一五二五番地。

 本尊の薬師如来像は弘法大師作と言われています。戦乱や火災などの難に幾度も逢いながら現代までのこされてきた大切な像ということで「厄除け薬師」といわれているそうです。

 十番札所の切幡寺から南へ向かい、吉野川を渡り、さらに南の山すそにあります。切幡寺から徒歩で遍路道を行くと約十キロの道のりです。クルマでまわる遍路が少し遠回りしてクルマの通りやすい広い道優先で行くと約十二キロの道のりになります。
 

 私が初めて藤井寺を訪れたのは一九九九年の八月でした。前日に一番札所から十番札所まで歩き通して、九番札所から十番札所へ向かう参道脇にある民宿に泊まり、九番札所から一緒に歩くことになったご年配の歩き遍路の方と共に宿を出て藤井寺へ向かったのでした。

 その途中で、同じ民宿に泊まっていて朝食も近くの席で食べた青年とも一緒になり、三人で歩きました。なにしろ八月のお盆の時期で、猛烈な暑さにたくさん汗をかき、藤井寺に着いた時にはシャツがびっしょり濡れていました。

 去年(西暦二〇一一年)の冬、寒い時期にも、この切幡寺・藤井寺間を歩きました。この時は寒風がふきすさぶ中で、吉野川を渡る時がきつかったです。

 歩き遍路が吉野川を渡って藤井寺を目指す時は、たいてい、「潜水橋」という、欄干の無い橋を渡ります。すぐ下は川面です。なぜ欄干が無いかというと、そうしたほうが大水の時に橋が流され難いから、だそうです。台風などが来るたびに大洪水が起こって、たいへんな水害の被害に遭った吉野川沿岸の人々の知恵なのでしょう。

 また、この冬の藤井寺参拝の時には、お寺の本堂で読経するときになって吹雪のような猛烈な雪が降り出しました。

(2012年6月11日の「石川鏡介のブログ」の記事を再編集)

 

 

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