石川鏡介の旅ブログ

古寺名刹、神社、城跡、名所旧跡。さまざまな旅の思い出を綴ります。


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 長谷寺の寺伝によると、本尊の十一面観音像は、天平八年(西暦七三六年)に相模の海に漂着して地元の漁師に引き上げられたもので、それを藤原房前(藤原不比等の息子)が鎌倉の地に寺を建てて安置したのだという。寺の建立は聖武天皇の勅命で徳道上人を招いてのことだといいます。

 実は、この徳道上人が養老五年(西暦七ニ一年)に一本の楠から二体の観音像をつくり、一体を大和の初瀬の長谷寺に安置し、もう一体を「有縁の地に流れついて衆生を救いたまえ」と伊勢から海に流したのだという。

 鎌倉の長谷寺の建立に際し、徳道上人が招かれたのだから、上人も観音像と対面して「これは!」と上人が驚愕して、大和の長谷寺と同木の観音像だったという事実が明らかになったのでしょう。なにしろ観音像をつくった上人自身が鎌倉で漂着したという観音像をみたのですから、「これは私がつくったものだ!」と証言したのでしょう。それで、お寺の名も「新長谷寺」となり、もともと大和の長谷寺が観音信仰の霊地として畿内の人々の信仰を集めていたこともあって、鎌倉でも新長谷寺が多くの人々の信仰を集めたようです。

 以後、源頼朝をはじめ足利氏や徳川氏など、歴史上の権力者たちが信仰を寄せ、盛衰を繰り返すたびに復興にも力を尽くしてきたということです。

 境内は広く、観音堂は高台にあり、観音堂の南寄りから由比ヶ浜を見下ろす景色は素晴らしいものです。鎌倉の海が一望できます。
 

 観音堂に向かって右側には阿弥陀堂があります。これはもともと、源頼朝が四十二歳の厄除けに建立したものだったといいます。
 

 また観音堂の続きで向かって左隣には宝物館があります。国の重要文化財など貴重な宝物がたくさん展示してあります。

 弘法大師が刻んだという開運出世大黒天をまつる大黒天堂があったり、弁天窟という神秘的な洞窟があったり、美しい庭園があったり、観どころは実にたくさんあり、何時間滞在しても飽きないほどです。
 

 私が訪れた時は境内の庭園の花が見ごろでした。

 

(2012年4月29日の「石川鏡介のブログ」記事より転載)

 

 


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