『北欧神話物語百科』 | 日々ぶらぶぶら

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『北欧神話物語百科』
2023/7/  マーティン・ᒍ・ドハティ  角敦子:訳
 
 
 
序、ノース人
 
ノース人=北欧人
日本人…というか、私にはには馴染みのない言葉。“北欧人”の方がしっくりくる。
北欧神話といえば、ゲームやらアニメやらで、神々や武器等の名称がよく使われているイメージ。
 
この本では『マーベル』を上げて紹介してましたけど……そうなの??存在は知ってるけど観たことなかったので知りませんでした。アメコミヒーロースマッシュブラザーズな話かと思ってました。
 
多分日本で有名なのはFFことファイナルファンタジーシリーズでお馴染召喚獣オーディン。
子供心にカッコイイ!し、斬鉄閃がお気に入りでしたけど、子供の頃は北欧神話からとかは思ってませんでした。
昔「ここにオーディン出てるよ」と児童文学(の北欧神話)を紹介されたけど、最後まで読まずじまいだったな。
ギルガメッシュとエンキドゥも居るよ。と同じシリーズのメソポタミア神話も教えて貰った……けどやっぱり読まなかった。
 
あとまぁまんまで『サガシリーズ』。あまり北欧要素は感じられないけど、サガフロではルーン文字(魔法)とかあるからね。
 
後、意味がわからなくてもなんとなくカッコイイ“ラグナロク”……FFでは最強剣、最強(?)魔法でした。
 
そいや『進撃の巨人』にも、北欧神話使われてましたね。始祖の巨人ユミルとか。
アレ?なんで私はユミルは北欧神話だってこと知ってたんだけっけ???
 
ユミルの汗から巨人が生まれたと書かれると日本創生神話(古事記)を思い出すなー、日本のはう💩ことかだけど。
 
序章は北欧神話の基本のキと、ノース人と北欧の簡単な歴史について書いてます。
 
ヴァイキング=海賊。じゃなかったのね。
ノース人全般…または、遠征する人か……基本、海の遠征が多かったからかな?
しかも、大部分の人がプロではなく遠征終わったら元の職業…農作業に戻ったらしいから日本や西洋の中世の戦士と同じやなーと思いました。
パートタイム戦士……言い当て妙。(笑)
 
アレ?そういえば昔ちょっと北欧神話っぽい話読んだような気がするな……?
ロキがち●こを伸ばした話ばっかりだった気がする。
だから『金カム』でアシリパさんのアイヌ民話を見たとき、ロキじゃね?と思ったんだよな。
 
 
アルファベットの由来は最初の2文字に由来。言われてみればそう!目からウロコ。
ユーラシア大陸がヨーロッパ、アジア大陸から取りました……てのと同じくらい。当たり前だけど気づけば凄い!と思ってしまう。
 
 
 
1、天地創造と宇宙論
 
この話は、さっきも書いたようにほとんどの人が……オタクが聞いたことがある名称がこれでもか!と出てくる北欧神話の話。
 
※メモ(読んでる最中忘れるから)
アース神族=戦いと武徳
ヴァン神族=自然と豊穣
 
アース神族始祖“ブーリ”  ユミル
(息子)ボル   ――  (娘)ベストラ
         ↓
  オーディン・ヴィリ・ヴェー 3兄弟
 
 
北欧神話の世界を想像すると、なんでか『魔神英雄伝ワタル』の創界山を思い出しながら読んでたんですが……したら、神族の住む国は人間の住む国の上にあって、2つの国は虹の橋で繋がっていた……なんて言われたらねー。もう「ワタル」しか思い浮かばない。
 
遊戯王カード『天帝龍樹ユグドラゴ』全然気が付かなかったけど、これも“ユグドラシル+ドラゴン(ニーズホック)”だったのか!名前的に?世界樹の根本にいる龍がモチーフか……気付なかった悔しい。
どうでもいいかもだけど、スペース・ユグドラゴよりはこっちの方が好き。けどネイルよりザイオンの方が好きです。
 
 
 
2、神々
 
北欧神話のメインキャラ……オーディンを筆頭として他の多彩な神々と彼らの宝物(グングニル等のいわゆる武器)……性格悪いのか多いけど……
やはりオーディンの記述が長い長い。(まだFGOの6章やってないなー……と思いつつ)というか、他に多く神様居るけどあまり…というか、ほぼ出番が無いようで一つの話にしか出ないというのがよくあるそう。
いやでも、神話ってそんなもんじゃね?他一切出てこないなんてよくあるよくある。
というわけで、有名神以外はその他でまとめられている……かわいそう。
しかし、色んな神様の名前が出てくるしカタカナ名前なので、主神以外覚えられない覚えられない。
一瞬にして忘れる。
 
この神はこの神と同一人物……とされることがある。言われると、やっぱり日本の神々と同じだなーと思ってしまう。
色んな文化や神々や神話などが入って来て、長い年月をかけて混同して行った結果だろうね。おもしろい。
 
 
 
3、巨人族
 
フェンリルってパパはロキだったのか。
ラグナロクで神々と敵対する、いわゆるラスボス??の人々。
 
フェンリルって狼だけど、ロキの子供だから巨人として扱われてるのかな??ヨルムンガンドと共にここで紹介されている。
それとも、ラグナロクで神々と戦うから巨人族とみなされているのか??
まぁ初心者ですからわかりません。
 
スクリューミルの話はいいね。神々を最初から最後まで手玉にとった上、非道な目に合わせない。この話、神々(トール)の酷さが目立つから小気味よい。
……てか、巨人の王様多くねぇか?気のせい??
 
 
 
4、その他の生き物
 
精霊や魔法使い……有名なヴァルキュリャ(いわゆるワルキューレ)もここで紹介されています。
 
ドワーフやエルフ……中世ヨーロッパを根底としたファンタジーでよく見る……というか、必要不可欠とも言える存在だけど、北欧神話からだったのか……もしかすると北欧神話から中世ヨーロッパに入ってきて、更にそこからトールキンがわかりやすいようにキャラ化したって感じかな?
 
女神三姉妹“ノルン”……
「ああ女神さま」でお馴染女神三姉妹か……
ウルズ(ウルド)――かつてあったこと
ヴェルザンディ(ベルダンディー)――(今にも)起ころうとしていること
スクルド――未来にあること
 
……名前が微妙に違うから最初分からなかった。
これも北欧神話だったか……“過去、現在、未来”を表しているのは知ってるたけど……微妙に違うらしい。
 
 
 
5、エッダ
 
人間の方の英雄譚が“サガ”か……なるほど。
 
うわーおもしれー。北欧神話での神々の活躍って、各々の言い争いから判明してたりするのかー。
「オレは、●●●●●したから凄い」
「いや、オレ実は■■■■■■したからね、俺のほうが凄いからね」
「いやいや、○○○○○○したの本当はオレだからね、実は凄いからね」
「いやいやいや、オレだって□□□□□……――」
 
――銀魂の言い合いみたいだなーと思いつつ。
 
しかし、話が複雑な上、登場人物の名前が覚えられないし区別もつかないので……エッダやサガの内容がキチンと把握出来ない。
……さっきの女神様と同じ様に日本でよく出てくる名前…FGOでの名前と微妙に違うので、アッこのキャラか!?――と把握するのに時間がかかる。
シグルズ→シグルド
さっきのノルン三姉妹とか……
 
『ダンジョン飯』のカブルーがいてくれたらなと思う。
私にも理解出来るように、主要キャラを絞ってわかりやすく説明してくれ。
それか、阿刀田高先生が「北欧神話を知ってますか」なんて出してくれたら……
 
 
 
6、ラグナロク
 
大体みなさん知ってる、ラグナロク――最終戦争……についてと、葬儀、死後の世界について……
 
……でも、散々前の章とかで……キャラの説明とかには欠かせないせいでほぼ同じ話が繰り返し書かれてるんですけど……
まぁ、今までの話の復習として。
 
ああぁぁ……ナチスのマークってルーン文字だったのか……
いくら、古代からある由緒正しい!!と主張しても、もうこのマークのイメージはね……
恐ろしい。
 
 
 
7、北欧の宗教の遺産
 
いわゆる、北欧神話が現代に与えた影響の話。
『ハリーポッター』やトールキンの『ホビットの冒険』『指輪物語』等々……有名なのはわかりますけど、著者が外国人のため「これも影響されてますね」と紹介されてもわからないものがちょくちょくある。
 
それほど色んな作品、人達に影響を与えた……ということですね。(無理矢理の締め)
 
 
色々と聞いたことがある単語が出てきて、コレも北欧神話からだったのか!ええ、アレも北欧神話からだったの!?となって楽しかったけど、あまりにも複雑で膨大過ぎるので読んだ端から忘れていってるような気がしなくもない。
多分、2、3日後には大まかな事しか覚えないと思う。
『アフター0』に、脳の損傷により数時間のことを覚えていられなくなったおかげで傑作ショートショートを永遠に楽しめる。――という話があって、今回の本の状態と同じだなと思った……忘れるので永遠に楽しめそう。それなんてユグドラシル?