最新の英語論文をご紹介します。(11)

今回は、スウェーデン ウプサラ大学からの報告です。

飼い犬が糖尿病なら、飼い主も糖尿病になる?

 

The shared risk of diabetes between dog and cat owners and their pets: register based cohort study

方法)
2007年~2012年の間、飼い犬と飼い主のペア20万組、飼い猫と飼い主のペア12万組の糖尿病について縦断的研究を施行した。犬、猫についてはペット保険のデータを基に、飼い主については全国患者登記や処方箋の登録などを基にデータを収集した。
 
結果)
飼い犬が糖尿病でない飼い主と比べて、飼い犬が糖尿病の飼い主は2型糖尿病の発症率は1.38倍で、有意に高かった。飼い主が糖尿病でないか飼い犬と比べて、飼い主が2型糖尿病の発症率は高い傾向にあった。猫については、飼い猫、飼い主ともに2型糖尿病の発症率について有意な関係はなかった。
 
まとめ)
2型糖尿病の飼い犬は、糖尿病を引き起こす行動様式などを飼い主へ影響を与えている可能性がある。
 
一口メモ)
もし、ペットのワンちゃんが肥満や運動不足、また、糖尿病の診断がついたならば飼い主も糖尿病について注意が必要です。人間は犬と一緒に15000年前以上から一緒に生活してきました。良くも悪くも、お互いに生活の様式を共有し、影響しあってきたのでしょう。‘犬は飼い主に似る’という諺がありましたが、‘飼い主も犬に似る’のでしょうか?