紋付に関して | Ricoの気ままなブログ♪

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ウェディングドレスもカクテルドレスも和装も豊富な名古屋の衣裳店のおかみから 
気ままな独り言をブログで・・・・

 
男性の第一礼装は

黒の黒羽二重

染め抜き五つ紋長着羽織

そして仙台平の袴です。

 
 

正装の衣裳ですから

婚礼だけではなく

儀式の着物として着用します。

 

本日は 黒紋付に関して

私の知っている限りですが

お話をしたいと思います。

 

《袴に関して》


袴の仙台平の縞柄で

 

 

若めの人や新郎様には太目の縞や
銀糸を加えたりして華やかさをだしたりもします。

 

只 私はやはり正統派の縞が好きですね(笑)

 

 

年配なら細め

年配の方は茶色にしたりします。

マルイチでは お父様用に茶袴をご用意しています。

 
 

 

和婚の場合 紋付を着用したいけど

新郎様と同じ袴では・・・とお考えの

お父様が多いです。

注意しなければならないのは

無地の袴

こちらは略式とされますのでNGです。

 

前で紐を十文字に結びますが

 
 

 

時々年配の方は一文字に結ぶ方もあります。

 

ところで

紋付の袴って行灯袴(スカート式)が主ですが

正式が 行灯袴か馬乗り袴(二つに分かれている物)

どちらだと思いますか?

正式は 馬乗りです

簡易型として行灯ができたのですが

着物に慣れていない方たちや年配の方用に

トイレや動作を考慮して

現在行灯が主な形となっています。

 

そうそう

袴を着用するとき

左右どちらの足を先に出しますか?

着付けの美容さんにたずねてください

決まりごとあるのですよ

 

答えは 左足から

右足は切腹を意味します。

只 私は 右足を出してもいいと思うのですよ

『結婚って切腹と同じくらいの覚悟が必要ですものね』

 

 

《足元》

足袋は主に白を着用します

私は 以前神様に近い場所

例えば神社の神主様など

主となる方が白 その他の方は黒と教えられました

 

例えば結婚式

新郎様・ご両親は 鼻緒が白

 

 

仲人様は 鼻緒が色物
と覚えました


 

 

今現在は ほとんど礼装として着用する場合

草履の鼻緒も白になります。

というより衣裳屋さんで白以外の鼻緒の草履を

持っているのって マルイチくらいでしょう(笑)

 

絶対だめなのは 女性用の草履もそうですが

爬虫類や動物皮です。

 

ごめんなさい 今日はながくなります。
次に続きます