トイレ丸ごとリフォーム工事 懸念個所の検討『既存のトイレがタイルに埋め込まれている編』 | マルイチ住宅設備機器株式会社

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昭和50年創業 堺市の住宅工事専門店


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こんにちわ!昭和50年創業、堺市の工事専門店「マルイチ」です。

 

先日現場調査を行った堺市北区黒土町のお客様宅の『トイレ丸ごとリフォーム工事 懸念個所の検討』についてです。

 

当初「ウォシュレットからの水漏れ」のご相談で現場調査に伺ったのですが、ウォシュレットがかなり古く、さらにトイレのタンクの故障も気になるとのことで『トイレ丸ごとリフォーム工事』でお見積りすることとなりました。

 

 

トイレリフォーム工事はキッチリ職人の真骨頂とも言える工事で、いつも強いこだわりを持って工事に挑んでおります。

 

当店の特長は、住宅設備商品の交換のみに特化したリフォーム専門店や家電量販店、ホームセンターとは違い、工事の基礎部分となる配管工事から10年後のメンテナンスまで、あらゆる工事に自社で対応しているところです。

 

「配管工事は得意だけど、修理のような細かい作業は苦手」「金額の大きなリフォーム工事はするけど、工事後の修理はメーカー任せ」「トイレやガス給湯器の交換はするけど、配管工事のことは知らない」といった業者さんがいる中、10年後のメンテナンスまで安心してお任せ頂けます

 

 

↓トイレリフォーム工事へのこだわりを下記の記事にまとめております。ぜひご覧くださいませ。

→「トイレリフォーム工事へのこだわり」トイレリフォーム工事(ピュアレストEX+アプリコットF1)

 

 

 

今回の工事の最大の懸念個所は「既存のトイレを設置したまま既存の古いタイル床に新しいタイルを上貼りしている」点です。

 

床がクッションフロアーの時にちょくちょく出てくる懸念個所なのですが、タイルでこれをされるとちょっとキツいっす(苦笑)

 

約1cmトイレがタイルに埋め込まれているんですよね。

 

このまま既存のトイレを外すとトイレの形そのまま1cm床がくり抜かれた状態となります。

 

こんな時に限ってタイル屋さんが良い仕事をしてくれていて(苦笑)、トイレに沿って目地もキレイに埋め込まれているので、既存のトイレを外す際に「目地をトイレに沿って削ってから外す」か「トイレの際を割りながら外す」か、いずれにせよ、タイルを割らずに外すには細心の注意が必要です。

 

当然、トイレの給水管も埋まっています。これも目地を割ってから外した方が良さそうです。

 

くり抜かれた部分を「その部分だけタイルを貼る」か「床をコンクリートで埋める」か、うまく隠れるかは分かりませんが「そのままで新しいトイレで隠すような形で設置する」か、『ご予算』と『お客様が対応できる工事時間』に応じて、お選び頂くこととなるのですが、タイル工事の段階で先を見据えた工事をしていてくれたら、こんなこと考えなくても良かったんですよね。

 

数年後の工事のことを一切考えてくれていない…。

 

当店なら、後々のことを考えて、既存のトイレが古い場合は「これを機に交換をおすすめする」か、トイレが古くない場合でも「タイルを貼る間はトイレを一時的に外す」方向で提案していたと思います。

 

タイルを貼った時期とその当時のトイレの使用年数を考えると、交換をおすすめしてもよかったんじゃないかと思うのですが、その分、余計な費用が掛かって工事金額が高くなるので、施工した業者も言い出し辛かったのかもしれません。

 

このあたりのデメリットをお知らせした上でタイルを上貼りしたのかがすごく重要だと思うのですが、お客様がお忘れになっているだけなのかもしれませんが、これまでの経験上、知らされていないお客様の方が多い様に感じます。

 

そこが見積り無料が前提の「比較のために3社から見積りを取りましょう!」と言われているこの業界の大きな問題点で、価格競争に陥ると都合の悪い部分は隠したくなるのも無理のないことで、これが原因でのトラブルが多いと聞きます。

 

 

私は職人なので「どう商品を収めるか」がすごく気になる部分で、工事当日、お客様へ後出しジャンケンで懸念個所をお知らせする勇気も度胸もないので、でき得る限り(目視で確認できない場合は仕方がありませんが…)初めから懸念個所を盛り込んだお見積りをしたいと思っています。

 

だから見積り作成の段階で結構な労力を要するので、この状況での相見積もりはご勘弁ください(苦笑)

(※そのために事前に一般的な工事のお見積りをご提示して、ご納得頂いたお客様のみ、現場状況に合わせたオリジナルのお見積り作成に移らせて頂いております。)

 

お客様とのお話から「そのまま新しいトイレで隠すような形で設置する」方向で考えて図面とにらめっこしているのですが、「現場を知らない人だったら、こんなこと悩まないで済むんだろうな」って、ある意味うらやましくもあります。

 

下請けの職人だったら「こんなん聞いてない、営業さんどう納めたらいいの?」か「聞いてないからそのまま行ったれ!」で終わりなんでしょうけど…。

 

検討した結果、設置の時にうまく工夫をすれば、凹みの部分は新しいトイレで何とか隠れそうだなと確信が持てたので、お客様にはその方向で説明できそうなので、少し安心した次第です(笑)

 

↓関連記事。

→残念な相見積もり。「金額が一番安い工事店で!」とお考えの方のお見積りは予めお断りしております。