イタリア、冬季オリンピックが終わり、次はWBCと移ります。

何ともワクワクが続きます。

 

さて、ブログでの技術的な発信は少し久しぶりになりますが、最近凄く気になっているので紹介する事にしました。

 

 

この画像はどこのパーツだと思いますか?

 

正解はこれ。

 

NA6用のサーモスタット部のアッパーハウジング。

 

次はこれ。

 

凄い腐食ですが、正解はヘッド裏側のヒーターホースの取り出し口。

 

 

実際に作業をしている時には、腐食自体が固着しているので、ここまでの巣穴は見えません。

適当にワイヤーブラシで擦って終わり。

なんて整備ではあれば、先ず判断できないと思います。

現物はかなり汚れていています。現場でワイヤーブラシを掛ける事自体、結構手間作業なんです。

 

下のハウジングはウォーターポンプ(WP)サイド。

ロアラジエターホースの受けパイプです。

 


何が問題かと言うと、目で見てダメな金属パイプの錆は言うまでもありませんが、

実はWPとの合わせ面。

 

 

 

ウェットブラストで処理をした後に発覚するフランジ面の腐食。

電蝕が原因とよく言われます。

微細な電流によりアルミが徐々に腐食する現象です。

ブラスト後にオイルストーンで磨いて面を出してみましたが、まだ腐食により凹凸は残っています。

交換が望ましいです。

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これら一連のアルミ腐食は後の冷却水漏れに繋がる可能性があります。

時折、ホース付け根に液体ガスケットを塗って処理されている整備も見かけます。

何とも荒っぽい整備ですが、実際良く見かけます。

 

ポイントとしては:

#1

まだ純正部品が入手できるのであれば、なるべく新品に交換をする。廃盤は本当に深刻!!!!

 

当社Yahoo Shoppingサイトからもご購入可能です。

 

#2

これらハウジングは、タイミングベルト交換、WP交換、ヘッドOH時、あるいはエンジンOH時になるべく含めてしまう事。

 

#3

再使用する場合は、一旦ブラストなどで丁寧に腐食を取り除き、再使用可否を確認した上で実施する事。

 

設備、在庫、経験、など必要になります。

これらの条件が整わないと厳しい話になりますが、NA/NB系ロードスターはここまで手を入れるべき年代の車両なのです。

パワーを掛けては走ると、水圧も上昇します。

その時に滲む、漏れる、こんな目に遭うのはユーザーさんです。

だから、手間を掛ける必要があるのです。