吉田神社はトランスジェンダー | マルフジノート

マルフジノート

SALVE!(ようこそ)

 昨年末読んだ「てりむくり」なる本で登場した棟梁、甲良宗広の手がけた建築を追いかけて京都の吉田神社が節分の2/1~3までは中に入れる(因みに正月三ヶ日と毎月1日も入れる)のでこのチャンスにお京都へ行ってみたドス。

 

(吉田神社 斎場所大元宮

 

 斎場所大元宮の八角形の入母屋造ってどんな感じか見たかった。

見た感想は写真の通りであまり感動はなかった。

 

(吉田神社 斎場所大元宮

こんなこと言ったら失礼だけど何となく茅葺のフォルムが表現主義の建築に見えた(時代は遥かに吉田神社の方が前に建っているけど)ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)の建築が頭に浮かんでいた。

(吉田神社 斎場所大元宮 軒下形状的に扇垂木と思いきや以外に近代的な平行垂木

(吉田神社 斎場所大元宮 裏側から入母屋屋根に唐破風の屋根が合体!ガンダムみたい!

 

確かに屋根が奇妙な茅葺の入母屋形状になってさながらUFOのようにも見える。

また裏側から見ると入母屋屋根唐破風屋根合体してガンダムのような建築である。

まあキッチュ(今この言葉が古いけど相応しいと思う)な建物である。

今でもそうだから再建(1601)された時はもっとキテレツに見えたに違いない

 

(吉田神社 斎場所大元宮 屋根の上、千木に注目!トランスジェンダーの神?

屋根の写真見て通常とおかしいとこがある。千木が前と後ろで違う。

 

前は女性の神様、後ろは男性の神様でこんなの初めて見た、と言うことはSheHe?ここの神はトランスジェンダーなの?まあ神道は通常、男女の神に別れているけど、本来神に性別など無いと言うことだろうか?

 

(吉田神社 斎場所大元宮 屋根の上、鰹木に注目!

因みに鰹木も前は3本、後は2本とこれも何か言いたげである。

 

通常八角形の屋根なら法隆寺夢殿などに見られるような寄棟屋根になるけど、そうは問屋が下さないって感じの強引に入母屋にする意義込みには脱帽してここを出た。

 

(鴨川デルタ)

(鴨川デルタの飛び石、久々に渡る)

 

そのまま京大を抜けて出町柳の鴨川デルタを渡って旧三井家下鴨別邸(重文)を見学する。

 

(旧三井家下鴨別邸)

 

ここの1階座敷からガラス障子越しに庭が切り取ったように見える景色が超~美しい!!

 

(旧三井家下鴨別邸の1階座敷)

 

この障子のガラスが大正ガラスと言うらしく透明ガラスだけど面が均一でなくそれを通してみる庭が味わい深い光を放ちより美しく見える。

(旧三井家下鴨別邸の綺麗な石橋)

 因みに庭には百日紅や紅葉や植えられているので冬じゃなければもっといいロケーションであると思う。

(旧三井家下鴨別邸のめっちゃデカい鞍馬石)

因み因みに池の向こうに今まで見た無い、でっかい見事な鞍馬石に三井家の凄さを感じた。

 

そこも抜け糺の森を突っ切って、きた事なかったので下鴨神社(加茂御祖神社)にも寄り道する。

(下鴨神社、御手洗池)

(下鴨神社、橋殿)

ここも、おもろいな~って思ったのは楼門の中入った右の橋殿(重文/寛永5年築/1624)!

フランクロイドライトのフォーリングウォーター(落水荘)の前にスルーウォーターしているではないか!

 

(30年前のフォーリングウォーター/落水荘)

 

(下鴨神社、橋殿)

これには驚いた。きっと風水が関係していると思うけどそれはまた勉強しようと思う。

 

ここで昼時で朝から歩き回り腹が減って仕方が無いで近くのラーメン屋に飛び込んだけど客が誰もいない店・・・「やってしまった!」もう店入ってしまったので後戻り出来ず・・・ラーメン注文したけど後悔先立たず・・・日頃から京都のラーメンはレベル高いと言ってたけど初めて不味い店に当たってしまった。逆に、これこそ京都で貴重な店かも知れないと前向きに心を整える。

 

(SiZUYA大阪国税局とコラボなんて脱税でもしたの笑?)

そのまま出町柳駅まで行ってSIZUYA見つけたので口直しにカルネ食べたら美味しい事この上なかった。