映画「アパートの鍵貸します」を観て | マルフジノート

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SALVE!(ようおこし、あわおこし!)

 ジャック・レモン扮する主人公がは上司達に一夜の連れ込み宿として自分のアパート部屋を提供していた。彼は恋焦がれる同僚のエレベーターガール(シャーリー・マクレーン)がいた。

その彼女に彼は映画のデートに誘うが彼女は来なかった。その日は上司から部屋を借りたいと依頼があり、彼がアパートのに戻ると恋焦がれる彼女が自殺未遂の昏睡状態で横たわっていた。

彼女の付き合っていたのは妻子持ちの上司だった。

 

(1960/アメリカ/ビリー・ワイルダー監督)

 

 この主人公の健気で彼女に対する献身的な行為に喜劇と言われるけども泣かされる。

そこがこの物語のいいところかも知れない。

思うにこれって「寅さん」と同じ構図である。

テニスのラケットでスパゲティの湯ぎりしたり、隣人や大家にいつも誰かを連れ込んでることを取り次ぐのに虚勢を張ったて笑ってしまうが常に哀愁が漂う。

 

 

 

 嫁とは別れると言い続けて彼女を騙続ける上司に愛想つかした主人公は「鍵を貸さない」と言い張る。これは会社に居られない(クビ)ことを意味する。

新年のパーティでそれを知った彼女は・・・(ネタバレするのでここまでとする)

ここで「蛍の光」(Auld Lang Syne)が流れる、このシーンは見逃さないでほしい!

 

 あまりラブストーリー見ないけど、このシーン男女が逆だけど「恋しくて」(1987/ハワード・ドウイック監督/アメリカ)のエンディングを思い出した。

どちらの彼女もショートヘヤーだからそう思ったのか?

 

 

 この物語のはいつもドアの下のカーペットに鍵を隠している。

今のマンションはランダムテンキー+オートロックのカードーキーが主流で中には指紋静脈認証キーもあるのでこの物語自体成立しないかもしれない(笑)

 

 昔私の実家では牛乳箱の中に鍵入れてた。

他に隠すところは植木鉢の下定番だった。

今考えたらすんごい甘いセキュリティだけど泥棒に入られても・・・問題なかったし(笑)また家の路地でどこかのおばちゃん必ず居るので不審者が入る余地が無い。

 

 因みに鍵の話に脱線するけど鍵の世界で最強は私の時代ではスイスの「KABA」社の鍵だったけど今は色々フィンランドイスラエルの高性能な鍵も登場している。

因みに日本で一番スタンダードな鍵は「MIWA」である。

「GOAL」「WEST」も合わせると日本で誰でも1つは持っている鍵である。

 

 今の鍵って薄っぺらいけれどヨーロッパの鍵はいかにも「鍵」がある。

今から25年程前、イタリアの鍵屋で鍵のフォルムが好きで買おうとしたら鍵屋のおじさん、

失敗して使わない鍵やったらあげるよとタダで貰った鍵今でも持っている。

 

 

これかっこいいでしょ!

私の宝物である。

 

 閑話休題、映画の話でジャック・レモンって「お熱いのがお好き」(1959/同じ監督だった)で女装したりバカやな~と思っていたけど、この映画で彼を見直した。

 

 

因みに彼女役のシャーリー・マクレーンの弟ってウォーレン・ビューティ(「天国から来たチャンピオン」(1978)が好きだった)だったことも今回初めて知った。しかも、この監督ビリー・ワイルダーは「サンセット大通り」(1950)の監督だったのは意外だった。今は亡きある先生が「サンセット大通り」は名作だ!と言っていたことを思い出す。

この映画「サンセット大通り」の冒頭が「グレート・ギャッピー」(フィッツ・ジェラルド)の冒頭プールの衝撃的な死人の登場が同じシーンな事で記憶に残る。