2022年6月21日配信のInternational Railway Journalの記事「ÖBB to expand international passenger network」から、オーストリア連邦鉄道(ÖBB)が当局に提出した申請書を元に、今後数年以内のオーストリア発着国際列車の運行計画を発表した旨の記事を元にまとめました。

 

大半の情報は、まだまだ先の話ではありますが、今後の動向を知りたい方は御覧ください。

(このころにはコロナも関係なく海外旅行に行けることを願うばかりです)

 

 

今年サービス開始予定

 

オーストリア〜ドイツ

最初の新路線は2022年12月12日に導入され、ウィーンからザルツブルク、ミュンヘン、アウグスブルク、ウルム経由でシュトゥットガルトまで運行される予定。

ÖBB社の申請書によると、このICサービスは、6両編成の2階建てKissEMU(総座席数501席)で運行されます。写真は他社(ヴェストバーン)の同型車両。

 

 

 

2023年年以降新サービス開始予定

 

ドイツ〜オーストリア〜イタリア

ユーロシティ(EC)サービスは、ミュンヘンとインスブルック、ミラノを結ぶサービスで、毎日各方面に運行される予定です。ÖBBによると、トレニタリア社のETR610型車両を使用し、1編成430席で運行される予定です。2023年12月10日(冬ダイヤ)から運転開始予定。

 

 

ドイツICEの乗り入れ拡大

ICEは、ウィーン-ベルリン間に導入され、各方面毎日運行され、ドイツのレーゲンスブルク、ニュルンベルク、エアフルトに途中停車予定。車両はICE-T7連で、座席数は359席。振り子型のICEですね。2023年12月10日(冬ダイヤ)から運転開始予定。

 

 

オーストリア〜ポーランド

ウィーンからクラクフ/ブロツワフへのユーロシティー(EC)で、機関車1両と客車5両(約360席)で各方面毎日運行予定です。2023年12月10日(冬ダイヤ)から運転開始予定。

 

 

スロバキアへのRailjetサービスの拡大

マルケグ(Marchegg)とデビンスカ・ノヴァ・ヴェス(Devinska Nová Ves)間の電化完成に伴い、マルケグから国境を越えてスロバキアのブラティスラヴァまで、ウィーン発06時44分から22時44分まで2時間ごとに1日9本のレイルジェット/ユーロシティー(EC)が延長運転予定。レイルジェットは一編成321席、ECは約350席を有する編成です。2024年9月1日から運転開始予定。

 

本日は以上です。

 

 

参考サイト:International Railway Journal 2022年6月20日記事「ÖBB to expand international passenger network」、European Rail Timetable 2022 Summer Edition