European Rail Timetable (ヨーロッパ鉄道時刻表)October 2020 NEWSLINE の日本語抄訳です。

 

先日英国から手元に時刻表の冊子が届きましたので、ヨーロッパ鉄道の最新情報として、

数回に分けてNEWSLINEの抄訳を掲載します。

今回はスウェーデン、ドイツ、スロバキア、ハンガリー となります。

 

【スウェーデン】

スウェーデンとノルウェー・デンマーク間の長距離国際列車は、少なくとも11月8日まで中断されたままです。一方

マルメ〜コペンハーゲン間の区域列車では、一定の制限が残っていますが、所要時間は通常通りに戻っています(Table735、

737、745、746)。

【ドイツ】

今号の時刻表はマンハイム~シュトゥットガルト間の高速鉄道の保線工事が完了する10月31日まで有効です。11月のデジタル版では、ドイツのすべてのページが更新され、この重要な高速線の保線工事再開後の情報が再び有効になります。これを記念して、歴史的時刻表の特集を掲載することにしました。今回は、高速鉄道が全線開通する7年弱前(1991年5月)の1984年10月号に掲載された、ケルン-ミュンヘン間の南行きの時刻表を掲載しています。この特集は566~569ページに掲載されています。

 

ベルリン-ビターフェルト間の一部区間は、計画的な工事のため、10月5日から12月12日まで一時的に閉鎖され、その結果、ローカル線と長距離線の両方のサービスが大幅に変更され、長距離線の大半はデッサウ経由で迂回されます(所要時間は最大60分延長)。関連する全てのドイツ国内線の時刻表は現在、修正された時刻に更新されています(10月4日までの時刻については、以前の版を参照してください)。

【スロバキア】

シュトルブスケ・プレソとシュトルバ間の狭軌ラック式鉄道(Table1182)は、近代化工事に伴い、2021年5月31日までバス代行運転となります。

※ラック式鉄道とは 

https://ja.wikipedia.org/wiki/ラック式鉄道

 

 

 

【ハンガリー】

ハンガリー発着の国際列車には、現在、クシェットや寝台車、レストランの車は連結されていません。

 

・Table1220

通常の1時間ごとのIC列車が設定されます。具体的には、ブダペスト・デリ駅からバラトンゼントギョルギー(Balatonszentgyörgy)を経由し、ケストヘイ(Keszthely) または ナジカニジャ(Nagykanizsa) がIC列車の終着となります。

 

・Table1225

2021年夏まで行われる電化工事のため、セーケシュフェヘールバール(Sékesfehérvár) と バラトンフュレド(Balatonfüred) に代行バスが運行されます。また、レプセニー(Lepsény)駅でTable1220の一部列車に接続するレプセニー - バラトンフュレド間のバスも運行されます。

 

・Table1250ブダペストとウィーン間では、現在縮小されたサービスが運行されており、運休中の列車は網掛けで表示されています。レイルジェットRJX 64 ブダペスト - ミュンヘン間の列車は一時的に以下のように変更されました。

EC 64 ブダペスト - ウィーン / RJX64 ウィーン - ミュンヘン 分割された各列車はウィーンにて接続します。

 

・Table1250、1270 EC140/147 ホルトバージ号(Hortobágy) はブダペスト-ウィーン間のみを運行しています。

 

・Table1275

ハンガリー東部のビハルケレステス(Biharkeresztes)とルーマニアのオラデア(Oradea)の間の国境越え路線は、現在、保線作業のために、同区間を走行するIC 407/406コロナ(Corona)号を除いて運休となっています。

※(管理人補足)コロナ号という名称は、コロナウィルス感染症に起因するものでなく、以前からこの路線を走る都市間列車の名称でした。
 
10月号のNEWSLINEの残りは、アルバニア、ウクライナ/モルドバ、バルト三国、ロシア、そして2020〜2021シーズンの冬ダイヤについての最新情報です。
 

※原文は下記からも入手できます。

ERT Newslines Oct 2020