膠原病にかかっている人は大量のステロイド剤を投与している場合が高いと思います。
その副作用でいろいろな症状が出ているんじゃないかと思います。
その中でも、一番厄介な副作用が骨粗しょう症です。特に男性に比べて、女性の方が、発症率が高くなっていると思います。もともと女性の方が、骨密度が低いのと、出産で骨密度が下がることから、ステロイド剤の大量投与で、骨粗しょう症にかかりやすいと思います。
私の場合も骨粗しょう症対策として、ビスフォスフォネート製剤のアクトネルをもらって飲んでいます。
これに対して、新しい治療法の研究発表がありました。大量のステロイド投与患者に朗報です。
大量のステロイド剤の投与による骨粗しょう症化制御・骨折予防に、
治療を行うときから、ビタミンDとアレンドロネートを同時に投与する、
いわゆる「同時予防投与」を行うことによって、
効果が出るという結果が出たと
産業医大医学部第一内科学講師の」岡田洋右氏と教授の田中良哉氏らの研究グループが発表しています。
1.活性化ビタミンD(ワンアルファ)のみの投与
2.アルファカルシドール(ワンアルファ)とビスフォスフォネート製剤(アクトネル)の併用投与
3.アルファカルシドール(ワンアルファ)とアレンドロネート製剤(ボナロン)の併用投与
の3種類の方法で投与をおこなった結果、3 の効果が一番良かったと研究発表がありました。
今後、効果が確認されたら、この治療法が導入されていくと思います。