2017年10月8日 日曜日
次の目的地は、鞍馬寺!
ナビで設定してみると、奥宮から距離は4.5㎞とありました。
早速出発~
ここが貴船口駅↓
鞍馬山を越えて無事に辿り着けたら、お世話になる駅です。
そこを過ぎて、鞍馬川に架かる朱色の梶取橋(かじとりばし)を渡るとすぐに左折
山の奥へと進んでいきます。
鞍馬駅そばに駐車場があるとのことだったので、まぁ停められるだろうと高を括って、
到着してみれば、付近の駐車場はすでに満車状態・・・。
駐車場を探し進んでいくと、ここでもちょうど参拝を終えた方が出るところをタイミングよく見つけられて、
なんとか山門そばの駐車場に停めることができました。(キーを預けるタイプの駐車場です)
ここが鞍馬寺山門前↓
時刻は11時過ぎでした。
やはり人気の観光スポットになっているので、紅葉前でもたくさんの参拝者です。
さぁ、鞍馬寺奥の院目指して、頑張るぞ!
しかし、私たちはここで、1つ失敗したことが・・・。
時刻が11時頃であったし、朝食をお腹いっぱい食べたので、空腹を感じていなかった私たちは、
一応飲み物だけを持って、出発してしまったのです。
まぁ、参拝を終えた今だから、言えることなんだけどね~。
いきなりの石段にちょこっとだけ慄いてしまいましたが、
壮大な鞍馬寺を前に参拝もせずに引き返すなんてことはとんでもないこと!
なんせ、今回は、この鞍馬山がメインですからー!!
元気を出して石段を上って行きます。
鞍馬寺は、
鞍馬弘教の総本山で宇宙の大霊(尊天)をご本尊とする信仰の道場であり、
山内一帯は、尊天より活力をいただくべく心静かに祈りを捧げる浄域
その尊天とは・・・
この世に存在するすべてを生み出す宇宙生命、宇宙エネルギー のこと。
う~ん、壮大すぎて、今まで巡ってきた寺社とは、少し違うような・・・
由縁は・・・
770年、唐招提寺の鑑真和上の高弟、鑑禎上人が毘沙門天をお祀し、
796年、藤原伊勢人(思詫律師)が堂塔伽藍を整え千手観音も祀り、鞍馬寺が生まれたそうです。
以来、古神道・密教・浄土教・修験道など多様な信仰を集めてきたそうですが、
1947年に統一し、鞍馬弘教と名づけられたのだそうです。
また“牛若丸”が修行した場所として、知られています。
石段を上って、仁王門の前へ・・・
この仁王門は、1182~1184年に建立されましたが、1891年に焼失してしまったそうです。
その後、1911年に再建、さらに1960年に移築修理されましたが、
向かって左側の扉一枚は、建立時のものだそうです。
中には、運慶の嫡男、 湛慶作の仁王像が安置されていました。
手前の両サイドには、阿吽の虎が安置されていました。
この仁王門で、愛山料(入山料)300円を志納します。
そのとき、いただいた栞と
鞍馬山案内図
仁王門をくぐるとすぐそばに設けられた環浄水↓
ここで、参拝前に清めて再び石段を上っていきます。
石段の脇にはこのような石標が・・・
これは、『町石』といい、本殿までの道のりを示すものだそうです。
八町七曲りの九十九折り参道に八基が一町(110m)ごとに建てられていて、
上っていくと、七町、六町・・・を数を減らし、本殿まであと、どのくらいかわかるようになっているそうです。
こういうの・・・高野山や西国三十三所の四番札所施福寺の参道でも見かけたなぁ~
そして、こういう町石が置かれているところの共通点は、参拝がハードである!っていうこと。
(思い起こせば、施福寺・・・あれはしんどかった・・・)
さぁ、気を引き締めて、上っていくぞ!
少し石段を上った右側に、まずは童形六体地蔵尊が祀られていました。
そしてもう少し上ったところには、普明殿と呼ばれる建物が・・・。
案内によると、ここは、鞍馬山の本当の姿と心を知っていただくための道場と書かれていました。
“ご自由にお入り下さい”と書かれていたので、入ってみます。
この2階部分は、ケーブルのりばとして使われているようでした。
建物内には、毘沙門天像が安置されていたり(写真はなし)鞍馬山のジオラマが展示してありました。
“鞍馬山の本当の姿”・・・ってことで、山の中に住んでいる注意すべき生き物の写真が!
そして鞍馬山案内にも書かれていたおおよその距離が書かれた略図↓
本殿までだけでも片道1㎞か・・・
ケーブルカーを利用するという選択肢もあったのですが、
そうするとこの先に鎮座する由岐神社を参拝するために戻らなくてはいけないと思い、
徒歩で向かうことにしました。
⑬ 鞍馬寺 その2 由岐神社 につづく