去年も今年も、3月末に大きなイベントがあった。

去年の私は、上司であるYさんが起こしたイベント大成功を認めながらも、それはYさんが創ったもので私が創ったものではないとしていた。

今年は私が責任者としてのイベント。

「無難に終わった」と言うのが私の感想。

今年は穏やかな笑顔があったが、去年は大きな盛り上がりがあった。


私のリーダーとしての器が「失礼のないように」「滞りなく」だったから、無難に終わったという自己評価。

もちろん「参加者の皆さんに楽しんでもらいたい」って気持ちはあったけど、Yさんのようには立場を取れなかった。


そう思っていた。




そのイベントから二週間。

私はなんとなく疲れていた。

可もなく不可もなくイベントを終えて、本番を迎える緊張からは解放されたけれど、達成感のようなものはない。


そしてその話を、Yさんを含めた友人グループに聞いてもらった。


去年はコロナ明け4年ぶりのイベントだった。

だから終日のイベントにしたし、来賓を招いたりして規模も大きかった。

景品を沢山用意して大ビンゴ大会もやった。

そして、Yさん自身が「祭りにしたかった」と言っていた。


今年の方が定番で、これから毎年の続けて行く姿。

会社のイメージとマッチして和やかで、それでも必要なことは全部含まれているイベントだった。

それを自分が創ったのだと、喜んだら良い。

自分を認めてあげたら良い。


そんな風に言ってもらい、やっと私の中でイベントに対するモヤモヤがなくなった。


私はよくやった!


とやっと言えた。