◆ポルシェの大黒柱「マカン」がフルモデルチェンジ。すべてEVに

 2代目マカンがシンガポールでデビュー。10年ぶりの全面刷新

 フロント・マスクにポルシェ初の量産BEVである「タイカン」の意匠が盛り込まれているものの、フォルムは先代のクーペ・ライクなイメージを色濃く残している。

 全長X全幅X全高=4784X1938X1622mm。先代と比べると全長と全幅が若干拡大した。ホイールベースは先代モデルより86mm長い2979mm。空気抵抗係数(Cd値)は0.25に抑えられている。ホイールベースは長くなったが、オプションで用意される最大操舵角5度の後輪操舵により最小回転直径は11.1mに抑えられている。

 インテリアでは、運転席前に曲面デザインの12.6インチ、中央に10.9インチ、さらに助手席前にも10.9インチという最大で3つの画面を備える最新世代のインパネを採用。
 オプションとなる助手席前の画面は運転席側から画面表示が見えない加工が施され、インフォテインメント・システムの情報閲覧だけでなくYouTubeなどビデオ・コンテンツのストリーミング再生も初めて可能となっている。また、AR(拡張現実)技術によ
 るヘッドアップ・ディスプレイも用意。ナビゲーションの誘導矢印などの画像がディスプレイで換算すると87インチのサイズ相当の大きさで10m先の路面に表示されているように見える。

 電動化によって室内と荷室は拡大。運転席と助手席は従来よりも28mm低く、後部座席は15mm低くなり、足元スペースが増加している。荷室容量は後席使用時で540リッター、最大で1348リッター。さらにボンネットの下にも「フランク」と呼ばれる容量84リッターの小物入れが備わる。

 今回発表されたラインナップは「マカン4」と「マカン・ターボ」の2モデル。モーターの出力はローンチ・コントロールを作動時で、マカン4が最高出力300kW(408ps)、最大トルク650Nm、マカン・ターボは470kW(639ps)、1130Nmを発生する。0-100km/h加速はマカン4が5.1秒、マカン・ターボが3.3秒で、最高速度はそれぞれ220km/hと260km/h。複合走行距離(WLTP)はマカン4で最大613km、マカン・ターボで最大591kmとなっている。カーボンニュートラルを実現したポルシェのライプツィヒ工場で生産される。


https://news.yahoo.co.jp/articles/6fe284e7e0de4ef940e13cc5f82f10ea60462de0
https://news.yahoo.co.jp/articles/0520b0a2e97b9b70a477264317d1d3af6bd378ba


◆ポルシェ、新型タイカン/タイカン・クロスツーリスモ受注開始

 先代モデルより航続距離が35%以上向上。広範囲なアップグレード

 より高い出力/長い航続距離/速い加速/迅速な充電/優れた安定性を備える

 「タイカン」はおよそ4年の歳月と約15万台の販売台数を経て、今春発売される。

 価格はタイカンが1370万円/タイカン4Sが1650万円/タイカン・ターボが2289万円/タイカン・ターボSが2746万円/タイカン4クロスツーリスモが1507万円/タイカン4Sクロスツーリスモが1670万円/タイカン・ターボ・クロスツーリスモが2308万円となる。

 スポーツクロノパッケージの新しい「プッシュトゥパス」機能を使用するとボタンに触れるだけで、モデルに応じて最大70kWのブーストを10秒間利用することができる。

 例えばベーシックモデルのタイカンの出力は従来よりも60kW向上しており、タイカン・ターボSでは、さらに140kWのローンチコントロールが追加される。これにより、トップモデルのシステム出力は700kW/952psにもなる。

 ボディタイプとエンジンに応じて、航続距離は175km(35%)増加して最大678km(WLTP)となったという。アップグレードされたタイカンは、先代モデルよりも長距離走行時の充電回数が少なくなっただけでなく、充電速度も向上。パフォーマンスバッテリープラスの総容量は93kWhから105kWhに増加した。


https://news.yahoo.co.jp/articles/eeec58487733ab417cf19b56d900d75fa36faf32
https://news.yahoo.co.jp/articles/fed69335088452c29ae2cf8ee5321b756cff4b84


◆伝説的ラリーカー、ランチア037ストラダーレの「現代版」発売へ

 「誰もが望んでいたのに、実現しなかったグループBカー」

 伊キメラ・アウトモビリは、「ランチア037ストラダーレ」を大幅にアップデートした最新モデル「エボ38(EVO38)」を2月22日に発表する。2024年2月26日から3月3日まで開催されるジュネーブ・モーターショーでチーム・マルティーニ・レーシングの伝説的なモデルとともに公開される。

 2021年に登場した先代のエボ37は、2.1L 4気筒ツインターボを搭載し、最高出力500ps、最大トルク51.0kg-mを発生。FRの6速MT、0-100km/h加速3.0秒を誇った。

 公式予告画像では、デルタS4を彷彿とさせる円形のデイタイム・ランニング・ライト、2つのグリル開口部、大型のリアスポイラー、空力に最適化されたフロントとリアのウイングが特徴だ。四輪駆動の導入もあり、エボ37を上回るパフォーマンスが期待さ れる。

 価格は不明だが、先代エボ37は約40万6000ポンド(約7600万円)と推定され、受注開始から数か月で限定37台が完売した。エボ38も同程度の価格になると考えられる。


https://news.yahoo.co.jp/articles/6d640123168c117d7767c5f5248ecc1effab5bd2
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d7a385936e325e30da639aaa070a7eb098da200
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef318ebbe3d9fb77fe0e84dc311eb9b1bb38607c