100万円と1万個のマックバーガーが価値が違うということは、個人的にだけでなく、1万個のマックバーガーから100万円に交換するということがめちゃ難しいということからも理解できる。


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いきなりW-G-W-G…なんて書いてあって面食らった方も多いかと思いますが、マルクス経済学ではお約束の式らしいので、書いてみました。ようは、商品-お金-商品-お金…と交換しているということです。

この話を聞いたときに「いやいや、お金ってそんな簡単に増えないから」と思ったのですが、マルクスが言っているのは個々のことではなく社会全体で言うとこうなる、ということなんですね。



資本家の登場(じゃぁ銀行家ってなに?と感じる方はスマート!金利って何もしなくてもいいんですよ!時が過ぎればいいのです。)

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こんな感じで、資本主義経済下の商売というのは「これだけ儲かったからおしまい」ということはなく、際限なく「もっと儲けよう、もっと儲けよう」となるものです。

「何を当たり前なことを」と思われるかもしれませんが、そのみんなが見捨てていた「当たり前のこと」から考えていったのがマルクスで、だからこそ誰も気づかなかったことにたくさん気がついたんだと思います。

"資本の流通は、かくて、際限がなく、止むを知らない。"
"この運動を意識的に代理するならば、貨幣の所有者は、資本家となる。"

(資本論第四章より)

元手となるお金で商品を買って価値をつけて売る、またその売れたお金で商品を買って価値をつけて売る、またそのお金で商品を買って価値をつけて売る…こんな感じで、どんどん価値を増やす運動をしはじめたお金というのはただのお金ではなく資本となる。そして、その運動の担い手をマルクスは資本家と呼びます