UFC2 No Way Out(1994)

1994年3月11日に開かれたなんでもありのアルティメット体感第2回。

今回は出場者が前回の2倍の16人。前回は金的、目潰し、噛みつき以外なんでもありだったが今回は金的もありになったぜ。さらにラウンド制も廃止で無制限マッチ。前回大会が話題を呼びPPV売り上げは300000件。NHKでも放送されたぜ


第1試合 スコット・モリス◯vsショーン・ダグティ(0:20 フロントチョーク)

アメリカ忍術のスコット・モリスvsショーン・ダグティ。いきなり組み付く2人。モリスが引き込み一回転。フロントチョークで勝利。


第2試合 パトリック・スミス◯vsレイ・ウィザード(0:58 フロントチョーク)

前回から連続参戦のパトスミ。組み付くパトスミ負けじとウィザードもケージに押し込むが頭が下がったところをパトスミがすかさずフロントチョーク。見事1本勝ち。


第3試合 ジョニー・ローズ◯vsデビット・レビキ(12:13 ギブアップ)

カラテのローズとカンフー使いのレビキ。レビキの動きはぎこちない。ローズがテイクダウンを取るも何もできず膠着状態。ここまで早期決着ばかりだったUFCだが初めての10分超え。なんだかんだで上になったローズがダメージを与え続けレビキがギブアップ。


第4試合 フランク・ハメイカー◯vsタディアス・ラスター(4:52 TKO タオル投入)

サンボのフランク・ハメイカーとカンフーのタディアス・ラスター。序盤上になりじわじわ攻めるハメイカー。ラスターセカンドタオル投入で敗退。勝ったハメイカーは故障でリザーバーのエティッシュが2回戦へ


第5試合 オーランド・ウィット◯vsロバート・ルカッレリ(2:50 TKO タオル投入)

キックボクサー同士の対決。ルカレッリは体ブヨブヨでローキックも遅い、と思ったらまさかのテイクダウンしかしすぐ立たれて膝蹴り、サッカボールキック、後頭部に肘打ちと散々。タオル投入でTKO


第6試合 レムコ・パドゥール◯vsアルベルト・セラ・リオン(9:51 片手絞)

柔道のレムコ・パドゥール、シラット使いのアルベルト・セラ・リオン。後ろに回るリオンだがパドゥールに綺麗に背負い投げされ下に最後は片手絞でタップ


第7試合 ジェイソン・デルーシア◯vsスコット・ベイカー(6:41 ギブアップ)

グラウンドで上下が入れ替わる展開。最終的にはマウントを取られたベイカーがギブアップ。


第8試合 ホイス・グレイシー◯vs市原海樹(5:08 片羽絞)

あっさりテイクダウン→マウントを取られる大道塾市原。腕を掴んで粘るもパンチが入り体勢を変えたところを片羽絞


第9試合 パトリック・スミス◯vsスコット・モリス(0:30 KO 肘打ち)

ここから2回戦。テイクダウンを切られるモリス。逆に上になられパンチ肘の嵐。今大会で一番インパクトのある試合。


第10試合 ジョニー・ローズ◯vsフレッド・エティッシュ(3:07 チョークスリーパー)

パンチでダウンのフレッド。フレッド何もできずスリーパーで敗北。


第11試合 レムコ・パドゥール◯vsオーランド・ウィット

上手く投げるレムコ。肩袈裟固の状態で肘打ち。ウィット失神。


第12試合 ホイス・グレイシー◯vsジェイソン・デルーシア(1:07腕挫十字固め)

最初は上になるデルーシアあっさり返されそのまま腕を取られる


第13試合 パトリック・スミス◯vsジョニー・ローズ(1:07 フロントチョーク)

序盤スタンドで様子見。ケージに押し込むパトスミ頭突きで頭が下がった所を逃さずチョーク。1回戦同様1本勝ちするパトスミ。


第14試合 ホイス・グレイシー◯vsレムコ・パドゥール(1:31 送襟絞)

柔術vs柔道と言う熱いカード。ホイスがスタンドでバックを取りそのままグラウンドへ送襟絞。あっさり終わった。立ちでもグラウンドでもホイスの勝利


第15試合 ホイス・グレイシー◯vsパトリック・スミス(1:17 ギブアップ グラウンドパンチ)

決勝戦。粘るが倒されるパトスミ。マウントを取られ諦めたかここまで大活躍のパトスミだがあっさりタップ


第2回目もダメージほぼなしでホイスが優勝。グレイシー 幻想は止まらない。

一方慣れない同士でグラウンドの展開になり膠着になったり課題も見えた大会。あとカンフーとかシラットとかワクワクするやつは大体活躍しない。