第三話:地下神殿の鍵(第二段落目) | マーロールのブログ

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「あの伝説には、まだ続きがあるのだが……。聞きたいか?」


王は、リタ達に訪ねた。彼女達は、首を縦に振った。


王の話では――


各一族の代表者達が龍神に姿を変えてから一ヶ月後、族長や王達は、闇龍の邪念から龍魔族達を守るため、代表者達が生前に持っていた武器を《セイント・ウェポン》と名付けた。


更に彼らは、それぞれの住処の外れに神殿を造り、それらの武器を飾った。


それは、そうすれば闇龍を完全に封じることができるだろう、という葉龍族の族長の案だった。――ということらしい。


リタ達は王の話を、辛抱強く聴いていた。


(なるほど。これで少しだけど闇龍のことがわかってきたぞ。多分キアとアルエスに、何か深い関係があるんだ。とにかく《セイント・ウェポン》を手に入れて、キア達の鼻を折ってやらなくちゃ、腹の虫が治まらない!)


ヨゼフは王の話を聴きながら、キア達と闇龍の関係性について想像していた。


また彼は魔道族に対して、闘志を燃やしている。


「ヨゼフ、今からそんなにはりきってると、いざって時に力を発揮できなくなるよ」


リタはヨゼフに忠告した。


その時――


ランディー王はふと、あることを思い出した。


彼が思い出したこととは、ジオにある物を預けていたことだった。


そこへ、偶然ジオがリタ達の所に来た。


「お二人とも、何をそんなに、真剣に考えていらっしゃるのですか?」


「ジオよ。九年前、お前にある物を預けたはずだが」


「はぁ……確かに、あの鍵は預かっていますが……。それがどうかしましたか?」


王とジオは、鍵の有無またはその在り処について話し合っている。


最も、リタ達にはその鍵が何の鍵なのかは、見当もつかなかったが。


「リタ、ヨゼフ、ナンシー。先程話した《神殿》のことだが……。実はこの《サファイア・パレス》こと砂龍城の地下にも一つ、神殿がある」


「そ……それは本当ですか、父上」


「そんな重要なこと、もっと早く教えて下さいよ。二人で勿体ぶったりして」


「そうとわかれば、話は早いね。ジオ、神殿入り口付近まで案内してよ」


「そ……それが……」


ジオは、返答に困った。というのは、鍵をどこにしまったのか、はっきりと思い出せないからだ。


「どうした?」


「あ、いえ、何でもありませんわ。とにかく、鍵を探しましょう。神殿入り口付近まで案内するのは、それからです」


そう言うとジオは、顔を真っ赤にして、謁見の間を出た。――