東京都は、家族への傷害行為を理由に都立病院に入院していた、精神疾患がある女性の所在がわからなくなったと発表しました。


所在がわからなくなっているのは、東京・世田谷区にある「都立松沢病院」に入院していた30代の女性です。


女性は家族に対する傷害行為のため、医療観察法に基づいて2016年から入院していたということです。


20日、退院に向けた準備で心理状態などを判定するため、東京・新宿区の東京都心身障害者福祉センターを訪れ、病院職員や都職員とともに聞き取りに応じていましたが、15分ほど部屋に一人きりになった際、いなくなったということです。



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この女性、
ヒッチハイクをして実家の栃木県に行き、
そこで無事保護されましたね。

双極性障害患者と報道されてました。

家族への障害が原因で松沢病院に8年間も入院。

殺人事件でなかったけど、
おそらくかなり程度は重い障害事件だったのでしょう。

松沢病院に8年間も入院って、かなりヘビーですね。

日本て、
まだまだ精神科病院への長期入院が普通に行われてるんですね。

この問題、
欧米ではとっくに対処されていて、
余程の事情がない限り、
こんな長期間の入院はないんじゃないでしょうか?


あ、
今回私が一番感じたことは、

精神科病院
精神障害者
向精神薬

絡みのニュースが多すぎる!!!

ってことです。

異常なレベルの多さですよね。

どうなってるんでしょうか?日本。


まぁ、
おかげさまでブログのネタが尽きることありませんが。


そろそろ、
国民も日本の精神医療がおかしいから、こんなことになってる。

ということに気づかないのでしょうか?!

それとも、
逆に、

精神障害者は事件を起こすから怖い。
精神病院に隔離せよ!

という国民感情の流れになるのでしょうか?

歴史は繰り返すという名言もありますからねぇ。



この脱走した女性患者さん。
退院に向けての準備中だったのに、
おそらく退院取り消されて、また松沢病院暮らしに
逆戻りかもしれませんね。

大人しくしてた方が無事退院できたのに。

それとも、
娑婆に出たくなかったのでしょうか?

向精神薬を盛られてることは確実でしょうから、
脳は冷静な判断はできない状態だったことでしょう。

向精神薬って、
血の出ないロボトミー手術という秀逸な例えがありますが、
(私の考えじゃないです、残念ながら)
これほど、
的を得た例えってないと、
つくづく感心いたします。




精神科病院に入院中の精神障害者が逃げたら、

全国ニュースになる。

「脱走」と報道される。


このことに違和感を感じる人ってどのくらい存在するんでしょうか?


まるで、

犯罪者扱い。


犯罪者が刑務所から脱走したのと、

同じような報道に感じたのは私だけでしょうか?


病院に入院中の患者が、

勝手に病院抜け出して数日逃げても、

全国ニュースにもならないし、

国民もビビらないです。


このニュース記事のコメントには、

「怖い」といった感想のコメントが複数ありました。


要は、

この患者が人を再度傷つけるのでは?という危惧です。


さらには、

精神障害者だから他人を傷つける事件を犯しても

無罪不起訴で、

また病院に戻るだけ。


無敵な人!


といったコメントも。


確かに、

最近は「精神病患者による悲惨な事件」報道が多く、

そういう人は罪に問われないので、

「無敵な人」と表現されて恐れられてますけどね。


誰しもが、

事件の被害者にはなりたくないので、

自然な感情ではあるのでしょうが。


この一連の流れにおいて


「向精神薬の悪さ」って、

かなり大きいと思うんですけどね。