18世紀、1784年南イタリアポンペイにおける
古代ローマ遺跡発掘を発端に、古代ローマの荘厳な芸術を手本に美術の再興を試みる新古典主義が
台頭した。
今回は新古典主義の巨匠ダヴィッドの
主要作品について。
「モローの死」ベルギー王立美術館
ジャコバン派を率いたマラーが描かれる。
皮膚病の治療の為にオートミール風呂で仕事を
こなしていたとか。血の表現が控えめかつ皮膚病の描写がない点で、カラヴァジョの「キリストの埋葬」が参考にされたとか。
「ホラティウス兄弟の誓い」
「サン・ベルナール峠を越えるナポレオン」
ダヴィッドはグロ、ジロデ、当時、写実主義が振興する一方、
ダヴィッドの弟子の一人でグランドオダリスクの作者であるアングルはロマン主義のドラクロワとライバルであったとか。当時、写実主義が振興する一方、新古典主義とロマン主義はしのぎを削るなか、新古典主義の存続に貢献したダヴィッドであった。