富山県 旧菅沼村
世界遺産に登録された3つの集落の中で
最も小さな集落である。
9棟の合掌造が残されている。
他の集落との違いは
かなり狭い地形になっており
住居エリアと耕作エリアが
分けられている点にある。
他にも神明社の社叢や
土倉、板倉などが残されている。
集落を巡ると
なつかしいものや
古いポンプ車や水源などもあり
そこかしこに水の流れる音が聞こえ
その水は清らかに美しい。
雨の降り始めでカエルの声が一斉に鳴り
静かな山村を賑わせていた。
土産物を営む民家では
縮緬の猫や五箇山の「こきりこ」などが並び
足を止めている人も見られた。
また、屋根を葺く茅を確保するため
茅場が造成されている場所もあり
コンパクトながらよく識ることのできる集落であった。