今日、鳥越候補が築地の仲卸業者や関係者の声を直接聞きに中央区に来るというので、私も市場前に駆けつけました。

 

 

 

鳥越氏は築地仲卸関係者の方々のお話を真剣な表情で聞いて、「 みなさんの第一の要望は、11/7に迫った豊洲への移転をまず延期してほしい、納得できる形で進めてほしいとのことでした。 関連586団体中319団体が延期を要望しており、民主的な進め方が求められています」とコメント。

 

 

1998年、当時の都知事石原氏がが築地市場の「移転」を発表してからすでに18年、移転が3か月後に迫ってもなお、これだけ問題が噴出している市場問題。

矛盾が積み重なってたいへんですが、鳥越さんに都知事になっていただいて、原点から見直し、安全で市場の機能がきちんと発揮されるものに改革してほしい。

目標は築地現在地での再整備です。

 

 

築地市場(=3月12日おぐり撮影)

 

 

許せないのは、都知事がまだ決まっていないのに、東京都は、築市場の「解体」工事を発注し、決定してしまったこと。国立競技場の時と同じやり方、卑劣です。

 

今日(7月29日)のしんぶん赤旗より・・・

 

都財務局によると、築地市場の解体工事入札は21日に行い、落札額は4件で計35億8300万円(消費税込み)。工事契約は22日に結び、工期は2018年3月15日までとしています。

 

開場スケジュールの撤回を都に求めている「築地市場・有志の会」の和知幹夫さん(水産仲卸業)は「解体工事を発注したなんて、私たちには全く知らされていない。知事不在の中で、勝手に決めるとはひどすぎる」と怒ります。

 

「守ろう!築地市場パレード実行委員会」の中澤誠氏(全労連・東京中央市場労組委員長)は、「知事選では、鳥越俊太郎候補(4野党統一)をはじめ複数の候補が開場計画の見直しを公言している。都が、私たちが2月に出した公開質問状への回答を拒否した上、新知事の判断を待たずに解体工事を発注したことは言語道断。工事契約は撤回すべきだ」と述べました。

 

都中央卸売市場の野口一紀管理部長は、本紙の取材に対し「選挙中ではあるが、知事職務代理者(安藤立美副知事)のもとで進めている。いったん立ち止まるということは、事務方としてはできない」と説明しています。

 

舛添要一前知事は、築地市場の業務を11月2日で終了し、同7日に豊洲新市場の開場を決定。しかし土壌汚染対策工事の欠陥、施設の欠陥設計疑惑、貧弱な物流・交通システムなど課題が山積し、市場関係者の不安が高まっています。

 

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