ハートチャクラ耳鼻科で、魚の骨が刺さったというゲイっぽい青年が、違う!これ口内炎だ、と医師に言われ、私の横で、喉に噴霧器を当てていた。ドアを開けるときずっと支えて待ってくれたりやけに優しい。エレヴェーターでもまた会ってしまい、あの先生怖いですね、と、話しかけてくる。(もしかしたら知り合い?)と思うが心当たりがない。ああいうのをハートチャクラが開いた人と言うのだろう。東京では心が閉じた人が多い。笑っていても自分の世界に閉じこもっている。微笑んでさえいない。微笑むことができるのは強い人だ。微笑んでいないと、人が離れ、チャンスを逃してしまうだろう。私もそういう時が多いが。