「それは宇宙人のしわざです 竜胆くんのミステリーファイル」 葉山 透 | 1日1冊読書日記

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極度の活字中毒で、1日1冊は本を読みます。
ですが、2010年に入ってからブログをUPするのが面倒臭くなってきてしまいました。なので、ボチボチ感想を書く気になったものだけ書いていきたいと思います。


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それは宇宙人のしわざです 竜胆くんのミステリーファイル

ファッション雑誌の廃刊に伴いオカルト雑誌に移動させられた雛子の最初の仕事は「宇宙人にさらわれた」人にインタビューをすることでした。
その過程でUFOオタクの高校生・竜胆くんと出会い宇宙人が絡んでいる<かも>しれない謎に振り回されることになります。
華やかな世界から一転、怪しさ爆発な職場に配属された雛子。
バカバカしいと思いながらも「宇宙人の仕業かもしれない」という竜胆くんの期待に応え、あちこち駆け回ることになります。


個人的には宇宙人は存在していると思っています。
こういう言い方をするとトンデモ人間に分類されそうで怖いですが、少なくとも宇宙<人>でなく宇宙<生物>なるものは存在すると思います。
人間は宇宙の全てを知り尽くしているわけでもなく、未だに新たな惑星が発見されているのだから、地球人が探ることのできない位置に存在していてもおかしくない。
人の形をしているのか、ブタみたいな形をしているのか、クラゲみたいに透明なのか、微生物なのか。
明日地球の空に未確認飛行物体が飛んできても不思議ではないと思っている思考の持ち主です。


テレビでやっているようなUFO番組は全く信じていません。
あくまでバラエティとして楽しんでおり、宇宙人に浚われただとか、子供を産んだとか、ロズウェル事件やNASAの陰謀説などは問題外。
Xファイルに関しては部分的には的を得ているかもという説もあったりでドラマとしては大好きな作品です。

まぁこういう考えを持っていたのでこの作品の主人公にちょっと共感する部分もありました。
竜胆くんほどの知識と熱量をもってすれば嘘を嘘と見抜け、本物を本物として認識することも可能であると確信できます。


UFOにさらわれたかもしれない人たちに出会う第一話、
ミステリーサークルと遭遇してしまったかもしれない第2話、
未確認生物と交信してしまったかもしれない第3話。


全ては宇宙人のしわざかもしれないという突拍子もないものをテーマにしていながら、作品としては非常に地に足がついたものでした。
不可思議は不可思議のままで終わらないところが良く、説得力もあります。

短編形式で進む話ですが、特に大変素晴らしかったのが3話(最終話)。
思えば竜胆くんが宇宙人を信じ始めたのは幼少期に無線で木星にいる何者かと交信したことがキッカケでした。
ですから最初のスタートがこの最終話にきっちりと繋がって感動と切なさを感じます。
はっきり言って3話のレベルが高すぎました。この話だけでも短編映像化してもいいくらい素晴らしかった。
宇宙は広く可能性は無限なんだと信じたくなる、そんなお話だったのです。


当たり前ですが、宇宙人がいるのかいないのか、この作品で答えは出ません。
そんな悪魔の証明誰にもできっこありません。
だから信じたくなるのです。
竜胆くんにピコピコとリモートコントロールされているかのような雛子と、外には出たくないがUFOと雛子にだけは興味を示すイケメン高校生の二人が未知の何かと遭遇する瞬間を。

できればシリーズ化希望です!!

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