万能鑑定士Qの推理劇 I 「万能鑑定士Q」シリーズ (角川文庫)

Qシリーズ新章です。莉子が昔とんでもないオバカだったってエピソードは前シリーズで語られていますが、またそれに新しい追加小咄が加わり、より一掃莉子が可愛らしく映る。

小笠原とのエピソードは前回でお終いなのかと思ったら、新しいシリーズでもちゃんと登場人物として出てきているじゃありませんか。それに前よりも更に二人の距離が近づいていて、ラストシーンなんかは「あと一歩の勇気」ってところなんだけどな、と思わせられて読者としては嬉しい。このつかず離れずな感じがいいのでしょうか。


今回は角川の発売前の本のデータが盗まれ泡や大惨事というところから、宝石鑑定のトーナメントに出場して陰謀に巻き込まれるかもしれない女性鑑定師を助けるというところまでの広い活躍。一見全然関係のないストーリーも最後になれば意外なところから接点が見つかり、相変わらずの素晴らしい物語構成に驚かされました。

エリザベス女王並びにケイト王妃まで登場するという新シリーズに相応しい豪華な幕開けでした。 


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