私の術後補助療法は
EC4クール
後
ドセタキセル+ハーセプチン4クール
後
ハーセプチン単独12回
の予定でした。
HER2タイプの私は、ハーセプチンという薬がとても良く効くそうなのですが、そのハーセプチンは抗がん剤と併用して使うとお互いの効果が高まるので、普通は併用するんだそうです。
これが標準治療なので、
抗がん剤嫌だけど、
副作用すごく嫌だけど、
仕方ないんだなーと思って覚悟をしていました。
今はEC2クール投与して、辛い1週間を過ぎ、穏やかな2週目を過ごしています。
この2回目投与の日に、点滴後担当医に再び診察室に呼ばれて提案されたのが、
ドセタキセルの投与を中止にする
でした。
私は自宅で小さな音楽教室をしています。
子どもたちにピアノを教えたり、親子で通えるリトミックのレッスン、保育園や子育てサークルに出向いてリトミックレッスン、高齢者施設で音楽の時間の担当、PTAコーラス部の伴奏と指導、ジュニアコーラスの活動。
つまり、ピアノを弾くことがライフワークなんです。
乳がんになって、手術で全摘することが決まったとき、まず心配になったのは
術後も変わらずピアノを弾くことができるのか?
でした。
病気は右側、利き手だし、繊細なタッチとか速い動き、腕の精度など、ほんとにほんとに心配でした
でも手術しないと、、、ガンだし。
死んじゃうし。
でも先生や看護師さんに心配を伝えたところ、
それはほとんど心配ないですよ。今まで何人もピアノの先生の手術をしてきましたけど、皆さん大丈夫でしたから!
心強いお言葉でした。
そして、その通り、ピアノは今の所ほぼ今まで通りに弾けています🎹
それから、抗がん剤が決定して心配した副作用は、
吐き気と脱毛
でした。
私は個人教室としてレッスンしていますので、私が働けなければレッスンはできないし、生徒さんも困ってしまいます。
それに、髪が抜けてウィッグでレッスンだなんて…。考えられない
この心配も、先生や看護師さん、それから講師仲間と、元がんセンター看護師で生徒のお母さん、などなどに相談。
そこで、講師仲間がレッスンを手伝ってくれる。ということ、副作用はだいぶ薬で抑えられること、今のウィッグはとても自然でほとんど違和感なく仕事ができること、そう言ってもらえました。
これで抗がん剤に踏み切る覚悟ができたんです
でも、
ドセタキセルの副作用
私は知りませんでした。
手足のしびれ
調べてみると、結構な確率で、しかも強く長く出る方もいらっしゃるって!
先生からドセタキセル中止の提案されるまで知りませんでした
というか、そんなに気にしていませんでした
先生は私の仕事のことを考慮して中止の提案をしてくださったんですが、
でも仕事ができなくなるかもしれないぐらい深刻にでる副作用なんですね
苦しんでいらっしゃる方、辛いだろうな
そんなキツイ副作用のでる抗がん剤なんて、やらなくていいんならそれに越したことはないです❗️
でもハーセプチンの効果を高めるための併用なのに、それを抜くってのも心配です。
先生は
もともとステージとしては4クールだけで抗がん剤終わってもいいんだけど、ギリギリのサイズだから8クールを薦めてた。なので副作用のことを考えると、あなたの仕事の場合
やる方がリスクがあるのではないか?
とのことでした。
その代わりにECを6クールすることにしましょう。
とのことでした。
ECも辛いですが、手足のしびれは出ないですから。
その後はハーセプチン単独16回です。
ということで、
抗がん剤は年内で終われます
順調にいけば…
私、主治医はいつも淡々としてて、患者よりも癌を見てる。その患者の生活とか考えてるのかな⁈
と思っていました
でも今回カルテを見直して、私の仕事のことを見て考えてくれたと思うんです。
良かった。思いやりのある先生だってわかって
これで治療後も安心してレッスンが続けられます