迷わない

迷います

迷う

迷えば

迷おう



発表会曲、悩んでいます。

人生に悩みは付きものだが、これは楽しい悩み😊

しかし、次のレッスンは迫っている。譜読みだってあるし、そろそろ決めなくては…


愛の夢とノクターンで悩んでいる。



「愛の夢弾き合い会」の話をブログで読んだとき、「あー参加してみたい!」って思った。


でも私は、愛の夢が弾けない😅


自主練習で譜読みは始めているし、このせわしない状況で、発表会曲と愛の夢の2曲を、人前で弾けるレベルにもっていくのは困難な気がする。


発表会曲=愛の夢にすれば!✨


去年の発表会。私は義母に声をかけなかった。

お知らせしても来れたかどうかは分からないが、「聞かれたら教えよう」という、消極的な姿勢だった。


元気とはいえ、高齢の方が外出となるとかなり気を遣う。会場は坂の上だし、気になることはたくさんある。

自分が演奏に集中したかった、という気持ちがあったことは否めない。

少し後悔している自分がいる。


義母は音楽が好きで、ピアノも弾いた。好きなタイプの曲はハッキリ決まっていて、私はよく「まるマリンさんの弾く曲は難しいわよ」と言われていた。


それはいわゆる「有名な曲」ではないという意味で、よく知られている美しいメロディーの綺麗な曲を好んでいた。


亡くなる2週間前ぐらいだろうか?義母の家でピアノを触る機会があり、そのときに習っていたモーツァルトソナタとブラームスインテルメッツォを弾いた。


ブラームスはスルーだったが😁モーツァルトは自分も弾いたことがあったらしく「いい曲よね。聴いていてとても心が和むわ。」と言ってくれた。


ストリートピアノに行くと、人気の曲、有名な曲が好まれているのを目にする。


今の私のピアノ曲選びの基準は、

・自分の好きな曲を弾く

・ちょっと背伸びだけど挑戦曲を弾く

この観点だと思う。


大人ピアノにはいろんな楽しみ方があるが、最近は、万人に愛される曲を披露し、聴いている方に喜んでいただけるシーンも素敵だな、と思うようになっていた。


そんなときに「愛の夢」はピッタリの曲ではないか。



優美なメロディー

心落ち着くゆったりと流れるテンポ

華やかできらびやかな高音でのパッセージ

そして、表題のようにまるで夢の中にいて、チェロで奏でられる旋律を聞いているような最後のコーダ


愛の夢を発表会曲に選べば、私は間違いなく義母に声をかけているだろう。

今回弾いたら、遠い世界から聴いてくれるかな?そんな感傷も少しある。


しかし…


やはりショパン様というのは、強力な魅力がある。


いろんな作曲家、いろんな曲があるが、ショパンが嫌いというのは未だ聞いたことがない。


なぜか少し哀愁を感じるメロディーライン

効果的な和音使い

装飾音の繊細さと美しさ

そして、左手パートの役割は大きいのでは?

「伴奏」という域を超えた表現



数あるノクターンの中で、今、弾きたいと思っているのは18番。

長調のノクターンだ🦋


これはやはり、ツィメルマン氏とポゴレリッチ氏のリサイタルの影響が大きい。


昨年、偶然にもこの曲を2人の巨匠がリサイタルで演奏し、それを生で聴くという機会があった。

そのときにこの曲の持つ「魅力」に気付いたというか。


短調のノクターンは、感傷的なエモーションを呼び起こし、ドラマチックな展開を伴うことも多いのか?感情を込めやすい反面、演奏するには集中力と強いメンタルが必要に思う。

どちらかと言えば、私にとっては「非日常」の世界。


個人的な見解だが、18番のノクターンは、「日常」の中に現れる心の機微を表現しているように感じる。


ちょっとした嬉しさ、悲しみ、喜び、怒り

決して大仰ではなく、でも無関心でもなく。


ドラマチックすぎない、日常の中にある「生きた感情」というのが、今の私には心地よいのだ。


でもこの曲を表現するのは難しいよぉ?笑

『映え』でいったら愛の夢か、他のノクターンに軍配ですよ!


少しビビって『ノクターン 難易度』とググってみる。

あ、弾きたいノクターンは全て難しいです😓


さてさて、私はなんの曲を発表会で弾くのでしょうか?

実は、もう決まりましたよ😁