こんばんは。まるマリンです😊


新幹線の中で書きました。少しタイムラグがある投稿です。


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午前で仕事を早退し、慌ただしく家に帰った。朝に干した洗濯物の中から必要なものを取り込みスーツケースに詰め、やはり朝に作った私の昼食兼留守番組の夕食である海鮮焼きそばをお腹に詰め込む。


食べる前に抗原検査をする。検査の予約はお盆前はどこも空きがなく検査キットも売切れ状態だったが、奇跡的に昨日入荷したばかりのキットを購入できたから。





陰性。

大丈夫と思いながらも検査を意識すると喉が痛いような気がするのは私だけだろうか

これで少し安心して帰れると胸を撫で下ろす。


帰宅から出発まで小1時間しかなく、また慌ただしく家を出る。夏休み中の旦那が車で駅まで送ってくれたから助かった。家から駅は近いが外は灼熱地獄ですぐに汗が吹き出すから☀️



電車は空いていて座ることができた。キャスター止めのないスーツケースでコロコロ動くため、行儀が悪いと思いながらも脚でスーツケースを挟み1番端に座る。


そこから私はうつらうつらと眠った。スーツケースに添えていた手が離れる感覚で目を覚ましてはまた眠る。


新幹線に乗っても睡魔は続く。いつもの新幹線ローテーションは行わず睡魔との共存を選択する。


途中、目を覚ましては田んぼの稲の青々さに目をやったり、ガラスを叩きつける雨音で起きたりしてはまた眠る。熟睡ではない。長い物語のような夢を見ていたような気もする。


私は疲れていた。仕事を安心して休むために片付けなければならない事もあったし、法事のための買い物や準備もあった。何より兄のことで気を揉んでいたのが1番だったかもしれない。


先週はあまりよく眠れない日が続いていた。直前まで眠くても布団に入ると目が冴えてしまっていた。

モヤモヤと考えることが多かった。いろいろなことに腹もたて、母や兄たちとの家族LINEの返信も『おはよう』のスタンプだけ、と素っ気ない態度をとっていた。


お気付きでしょうか?8月に入ってから私はピアノに関しての投稿をしていない。一応ピアノは弾いていたけど、真っ直ぐにピアノに向き合う気持ちの用意ができず、書くこともできなかった。


兄の突然の決断で私の心配事はひとまずなくなった。母も喜んでいる様子が分かり私もうれしい。

何より私は、父の法要を穏やかな気持ちで迎えたいとずっと思っていた。それができないのか?と悩み、どうにもならないことは気にしないようにしようと考え、でもそれができずに苦しみ、もがいていた。

そんな気持ちから少しずつ解放されて睡魔が襲ってきたのだろうか


あと20分ばかりで新幹線が最寄り駅に到着する。夕飯時になるが兄と食卓を囲むのが嫌で『夕飯はお弁当を食べるので要りません』と片意地をはったが、買ったお弁当は手付かずのまま。

少しバツが悪いがそのまま帰宅しよう。


新幹線のホームに降り立つと、かつて私の父がそうしていたように孫を迎えにきたおじいちゃんらしき人が待っていた。いつもは閑散としているホームに色とりどりのスーツケースを持った若い人や、子連れの夫婦たちがたくさん降りて歩いていた。

みんな久しぶりの再会にうれしそうだった。


そんな姿を見たら、父もこうやって迎えに来てくれたなぁと思い出し目頭が熱くなった。

明日の法事は雨が降らず、そして穏やかに進むことを祈る。