さて、今日は「均一価格」についてのお話です。


今までも100円均一や500円均一などのお店はありました。



最近では10分1000円でカットができる「QBハウス」や

270円均一の居酒屋が新聞やテレビで取り上げられています。



このように、商品の価格だけでなく

カラオケやビリヤード、ネットカフェ、コインパーキングなどの料金も

100円/○分という価格設定になっているサービスが多くあります。



このような○○円均一や時間あたり100円といったサービスは

非常にわかりやすい価格設定のため

お手軽さや明快さを感じることができます。



人は物が欲しいから買い物をしますが、

ストレスの解消や気分転換のために

お金を払ってサービスを受けることも少なくありません。


また、「買い物をする」という行動自体がリフレッシュにもなります。



わかりやすい料金体系は

消費者にとっては気持ちよく買い物ができる要因のひとつになります。



サービスの料金が高価な業種では、

サンプルの価格をこのような「ワンコイン式」に設定していることもあります。



弁護士の法律相談やエステの初回体験、マッサージなど

通常はこれよりも高価なサービスですが、

初回お試し価格を見かけるようになりました。


商品やサービスは安ければ売れるというわけではありません。

しかし、「わかりやすさ」は非常に重要です。


どんな商品・サービスをいくらで提供するのか。

わかりやすさはお客さんへのサービスの一環ともいえます。




【今日のポイント byマーケティングアドバイザー】




○○円均一や100円/○○分といった料金設定は

「わかりやすさ」や「明快さ」を感じさせる。





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今日も価格設定に関するお話です。


レストランのコースメニューには


3000円

5000円

8000円


のように、3つのコースが用意されていることが多いです。



また、デジカメのパソコンのような電化製品も


初心者向け

一般向け

ヘビーユーザー向け


と、価格の違う3種類のスペックが用意されていることが多いです。



現在のipodはまさにこの3パターンです。


19800円の8GB

29800円の16GB

39800円の32GB


の3モデル。


昨日の記事の9800円という価格設定もしっかり使っています。



なぜ、このように価格と商品を3つ設定するのでしょうか。



これは、


人は3つの選択肢があると

真ん中を選ぶ傾向がある


からです。



先ほどの電化製品を例に考えてみます。



価格の安い初心者向けモデルと

価格が中程度の一般向けモデルの2種類だけ販売したとき、

どちらも50%ずつの売れ行きだったとします。


このとき、価格の高いハイエンドモデルを加えると


安い 20%

中級 60%

高価 20%


売れ筋がこのように変わります。



「最上級モデルはいらないけど

 一番安いモデルではケチくさい」


この心理、実感がある方も多いのではないでしょうか。



また、普段なら高いと感じる商品でも

それ以上に高額の商品を見た後なら相対的に安く感じる


という効果もあります。



飲食店やネイルサロン、エステといった

価格をコースで設定しやすい企業にはとても効果的です。


このとき、真ん中のコースの利益率を大き目にすることで

利益も大きく上げることが可能です。




【今日のポイント byマーケティングアドバイザー】




グレードに合わせてサービスを3種類設定すると

一番安いグレードでも構わないお客さんでも真ん中を選ぶ



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今日も価格についてのお話です。


スーパーの特売などで「98円」という数字をよく見かけます。


電化製品でも「9800円」や「○万9800円」。

他でも1980円、4980円など、端数の値段がついていますよね。



なぜ、100円ではなく98円なのでしょうか?



100円と98円では、たったの2円しか違いがありません。

しかし、なぜか100円よりも98円の方がかなり安く感じてしまいます。



これは、


たった2円の差なのですが、


90円台と100円台


つまり10円ほどの開きがあるように感じてしまうからです。



10000円なら9800円に、

5000円なら4980円にすると、割安感が出ます。




この割安感を逆手に取ることもできます。

たとえば、実際は9000円の商品でも、

9800円に設定することで

お客さんが安く感じてくれることもあります。



ちなみにこの価格設定、日本独自のように感じますが

そんなことはありません。



日本や中国では「8」が縁起が良いのでよく使われますが、

欧米では「7」や「9」が好まれるそうです。


おもしろいですよね。



【今日のポイント byマーケティングアドバイザー】




端数で価格を設定すると、

人は割安だと感じる


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