日本の一人当りGDP | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

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医療コンサルティングの高野です。

日本のGDPは、世界3位に下がりました。アメリカ、中国、日本、ドイツ、イギリス、フランス、ブラジルという順番です。
日本は豊かな国という気持ちがあります。

しかし、日本の国民一人当りGDPは世界27位です。これは2014年の数値をIMFが発表したものですが、2013年から二つ順位を下げています。

一人当りGDPの予測を見ても、ここ数年は減少していくという予測です。

一人当りGDP

【参照】
世界経済のネタ帳(http://ecodb.net/country/JP/imf_gdp2.html)


日本は本当に豊かな国なのでしょうか?
円安ということは、海外通貨の価値が上がり、円の価値は下がります。
ただし、日本の海外進出が多くなり、日本企業の海外資産は日本円での価格は上昇します。
そのため、一瞬日本経済が上昇しているような錯覚に入ってしまいますが、
日本の価値自体は下がっていきます。

日本国内の不動産なども、海外通貨から買うとなるとお安くなりますので、
海外からの資本導入は盛んになりますが、それで日本の経済はよくなるのでしょうか?

長期的に見ると、日本国民にはデメリットになるのではないでしょうか?
今、日本円で海外投資しようとするとかなり苦しくなります。
しかし、海外の銀行にお金を預けると、定期預金で6~8%程度の利率がかかります。
通貨リスクもありますし、そもそも国によっては銀行が破綻する可能性もあり、
リスクが高いですが、日本にお金を置いておくよりも海外へという流れは強いです。

最近、景気の良い話は一部の人だけの話です。
高度成長期のような誰でも豊かになれる時代が終息し、これからは賢い人だけが
豊かになれる時代に完全に突入しているようです。