眼科医院、歯科医院、整形外科の医療経営コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
ケアレスミスと呼ばれるものには多くのものがあります。
集中して仕事していたのに、最後の最後にミスをしてしまう、という人のミスの内容をお聞きしているとケアレスミスが多く見られます。
確認が甘いのです。
というものの、私自身もケアレスミスが多い方です。
忙しい時に発生しやすいのが、ケアレスミスです。
こんなところも・・・というところで発生してしまいます。
では、ミスを減らすためには何か必要なのかを少し書きたいと思います。(最近、仕事上でのミスが多いので、自責の念も込めてですが・・。)
まず、ミスをしてしまうことにより、多くのものを失ってしまうということの自覚が必要です。これくらいでいいやという判断が、後々の大きなミスに繋がっているものです。この、「こんなものでいいや」と気持ちは、レベルがあります。決してミスをしてはいけないということで、神経をすり減らして仕事している方も多いと思います。私のお邪魔している医療機関は特にミスが許されません。そのため、ミスに対する意識に関しては常に話にでます。
ある手術を多く行っているドクターにお聞きしたことがあります。そんなに手術をやって、細かな神経を使って疲れないのですか?
物凄く不思議そうに、普通にやっているだけだというお話を返されました。
つまり、ミスに対する意識レベルがとてつもなく高いので、無理やりミスをしないようにという意識を持っていないのです。全てが普通なのです。
この自分にとっての普通が従業員へのミスに対する不満となり、ある時に大爆発するのです。
ミスをする側にとっては、当たり前にやっていたのに、ミスしてしまったということになります。
しかし、その人のミスに対する意識は低いわけです。
私は若い頃、仕事が粗く、先輩にたくさん注意を受けました。その中で意識していたのは、自分のレベルでミスをしっかり発見できるのかということです。その時の自分の意識レベルを変えていく必要があると認識し始めた時に変わり始めました。(まだまだ完璧ではありません。)
そのきっかけは、自分のミスで、多くの人に迷惑をかけてしまうということでした。
第一に一緒に働く人、次にクライアント、更に派生していくと自分自身にも迷惑をかけているということに気付いたのです。
小さなミスを繰り返すのか、常にミスをなくすような行動をするのかで大きく変わってきます。
ミスをなくそうとすると、今この部分でこの作業をしなくてはミスをするということを発見することができます。その手間よりも、ミスを発生した時のいろいろな損害を考えると、手間くらいなんだということになります。
常にこのような意識を持てるかどうかだと思います。
人はいつまでも完璧にならないですね。